韓国不動産に利上げが直撃、「一ヶ月の利払いが300万ウォンになる?」と戦々恐々……ついに不動産爆弾は破裂へ?
2022年06月14日 カテゴリ:韓国不動産爆弾 コメント:(37) タグ: 韓国経済 不動産ローン昨年上半期、住宅ローンや無担保融資などで5億ウォンを借り、ソウル市麻浦区にマンション(専有面積59平方メートル)を購入した会社員のPさん(32)は最近、週末ごとに出前のアルバイトをしている。昨年230万ウォン(約23万9000円)だったローンの元利返済額が270万ウォンに増え、生活費が足りなくなったためだ。Pさんは「妻と共稼ぎをしているのに、ローン返済で1人分の月給がほとんど出ていく。急騰する賃貸保証金に耐えかねてマンションを購入したところ、住宅価格は上がらず、貸出金利だけが恐ろしく上昇し、生活がさらに苦しくなった」と話した。
韓国銀行が昨年8月から政策金利を4回も引き上げ、市中の貸出金利が急上昇。最近1-2年間に資金をかき集めてマイホームを買った20-30代の間では「元利返済で困窮している」という訴えが聞かれる。現在の金利水準でも負担になるのに、年末までに住宅担保ローンの金利が7%台に達するとの見方もある。民間の調査結果によると、金利が7%に上がれば、ローンを利用してソウルで標準的な専有面積84平方メートルのマンションを購入した人による毎月の元利返済額は300万ウォンに迫る見通しだ。 (中略)
5月現在で5大都市銀行(KB国民、新韓、ウリィ、ハナ、NH農協)の住宅担保ローンの平均金利は3.84-4.37%で、1年前(2.69-3.02%)に比べ1%以上上昇した。金利が上昇する中、5月の消費者物価上昇率は過去14年で最高となる5.4%の上昇を示し、経済協力開発機構(OECD)加盟国の消費者物価上昇率も9%台に達しており、今後金利がさらに上昇する可能性が高い。韓国資産管理研究院の高鍾完(コ・ジョンワン)院長は「金利が7%まで上がれば、住宅購入需要がさらに低下し、金融費用に耐えられなくなったローン利用者が物件を投げ売りすることもあり得る」と話した。 (中略)
固定金利で借り入れた場合であれば、すぐに利子負担が増えないが、今年4月時点で家計向け融資に占める固定金利(新規取り扱いベース)の割合は19.2%にすぎない。昨年4月時点でも27%にとどまる。借り入れがある人の10人中7-8人は金利上昇による直撃を受けることになる。
(引用ここまで)
何度か楽韓Webでは韓国の不動産爆弾について言及したことがあります。
10年近く前になりますね。
破裂しそうになる度に次の政権に受け継がれてなんとかなってきた……というか、なんとかなってしまった。
リーマンショックで全世界的に低金利政策となり、延命が続けられてきました。
2017年くらいからアメリカの政策金利が上がりはじめて「さすがにこれで終わりか」と思ったのですが、コロナ禍で再度実質ゼロ金利。
加えてムン・ジェイン政権の無能さによってソウルの不動産価格は5年で2倍に膨れ上がりました。
それでも史上初といわれる低金利で貸し出しは続けられ、家計債務はGDP規模を超える唯一の国になっていたわけです。
もう条件は揃いに揃っていたのですね。
あまりにも高騰して誰も手が出せなくなって、ムン政権晩期には下落基調に転じていました。
あと不動産ローンをかなり厳しくしていたことで、高額マンションはキャッシュでしか買えないなんて事態にもなってましたね。
そんな状態でも韓国人は「不動産を買わなければならない」と考えているので、ソウルのマンションの平均価格が10億ウォンであろうと買ってしまっていた。
そこにアメリカの利上げが数度あり、韓国銀行もそれに追随する形で政策金利を上げてきました。
21年8月から5回の利上げで0.5%から1.750%に。
市中金利もそれに従い上昇していて、不動産ローンはおおよそ4%前後に。
インフレも激しいことからまだ金利上昇が予想されていますし、されるでしょう。
ローンの金利が7%ていどになることも予想され、その時点での一ヶ月の返済金額は300万ウォンに達するだろう……と。
結果、「金利が低い」として契約してきた不動産ローンが焦げつく可能性が出てきた、というわけです。
ここまでツケを延々と廻し続けてきた結果、ですね。
あと不動産ローンで変動金利を選んでいたのが7〜8割だそうで。
まあ……不動産価格が下落しないことを祈っておいてくださいな。あと週末の「配達の民族」(韓国にあるUber Eatsみたいなの)でなんとかなるていどの利息情報に納まることを。
構造的には無理だけども。