集英社のジャンプ+、英語での全世界同時配信に韓国・中国は対象とせず……なぜなら
ジャンプ+、来年以降の新連載はすべて英訳 世界同時連載で世界規模のヒット生み出す狙い(オリコン)
少年ジャンプ+編集部は29日、新たな取り組みとして、2023年以降に始まる漫画アプリ『少年ジャンプ+』のオリジナル作品の新連載は、すべて英訳して、日本と中国、韓国以外で展開している漫画配信アプリ・ウェブサービス『MANGA Plus by SHUEISHA』を通じて全世界へ配信することを発表した。日本では『少年ジャンプ+』で日本語版を、『MANGA Plus by SHUEISHA』で英語版を同時連載する。 (中略)
今回の新たな施策により、『少年ジャンプ+』の連載が最新話の更新のたびに、日本だけでなく世界中で同時・共通の話題となり、世界規模でのヒット漫画を生み出していく狙いがある。(※諸般の事情により一部作品は日本限定の連載となる場合もあり。※「MANGA Plus by SHUEISHA」は日本、韓国、中国では公開していない)
(引用ここまで)
集英社が以前から週刊少年ジャンプの人気作品を英訳、スペイン語訳して配信していたのですが、さらに2023年からはジャンプ+の新連載すべてを英語で全世界展開することを決定しました。
ただし、中国、韓国だけが対象になっていない、というニュース。
まあ、中国はよく分かるでしょうね。
BL書いた作者が懲役10年6ヶ月の実刑判決を受けるくらいの国ですから。
もうなにが起こるか分からない。
であれば、最初から避けるしかないわけです。
じゃあ、韓国は?
韓国における児ポ法、アチョん法との兼ね合いが語られています。
アチョん法はいわゆる「非実在青少年」についても頒布、単純所持が禁止されています。
しかも無期懲役、または5年以上の懲役というかなりの厳罰。
かつ日本の作品も多数、女性家族部(省に相当)が指定する「青少年有害物」に含まれています。
ラブライブ!やけいおん!等も指定されているので、危なっかしくて韓国市場には手が出せないと考えている人も多いようです。
マンガ事業を韓国で行うことはかなりの危険性を伴うのです。
そもそも、検閲の歴史は1968年の朴正煕時代にマンガが「6大社会悪」に認定されてからこっち、弾圧の対象でした。
アチョん法は韓国における弾圧、検閲の歴史を受け継いでいる法律なのですね。
そうした背景を受けて、ジャンプ+はおそらくそれなりの市場規模があると思われる韓国市場を諦めた、というわけなのです。
現地のエージェントを通して改変して出版するという方式であれば可能であっても、速度が必要になる全世界同時配信でそうした対応はできないということなのでしょう。