韓国でメンテナンスしたはずの橋に亀裂が多数……理由はいつものアレ
城山大橋南端で北端も亀裂… ソウル市「保守案の検討中」(ニュース1・朝鮮語)ソウル市が漢江城山大橋の南端底板(スラブ)に続き、北端底板でもコンクリート亀裂が発生したと把握しながら保守案を検討している。
ソウル市は7日、城山大橋の亀裂現場と関連して「現在の保守方法と保守範囲など具体的な施行方案を検討中」と明らかにした。
市は「城山大橋南端亀裂発生関連専門家で構成された合同調査団を構成し、亀裂発生原因調査、構造安定性・保守方案などを検討した結果、構造安全性は確保しており、使用性向上のための補修は必要とされると検討された」と説明した。
市は先に城山大橋南端底板補強工事を終えてから1年も経っておらず、幅9mの床板3個が連続して設置されているところで亀裂が生じたことを確認した。
これに現場調査のために去る3月建築、土木、橋梁建設、構造安全性など各分野専門家らでTFを設けた。 (中略)
1980年に建設された城山大橋は、内部循環道路と西部幹線道路を結ぶ橋で延長1455m、幅27mだ。1日の交通量は16万台以上で漢江にかかる橋の中では、漢南大橋の次に交通量が多い。
(引用ここまで)
韓国のソウルは真ん中に漢江という大きな川が流れていまして。
これを渡るためにけっこうな大きさの橋が無数にかけられています。1994年に崩壊した聖水大橋もそのひとつでした。
去年から数年かけて保守工事が行われているものの、3月に韓国のケーブルニュース局であるYTNが「保守工事終了区間に亀裂が多数発生している」とのスクープ報道をしたのですね。
[単独]城山大橋南端のあちこちに「亀裂」…ソウル市は「問題ない」?(YTN・朝鮮語)
施工ミスで底面が浮く部分があり、応力が設計通りに分散していないとの見立て。
あとコンクリート板を別のところで作って、橋に持ちこむという工法なのだそうですが。
そのコンクリート板の強度試験もしていなかったというオチ。
30以上ある漢江にかかる橋の中でも2番目に交通量が多い橋なのだそうで。
ソウル市は「係数的には安全の範囲内」としていたのですが、検査したところ当初に報道のあった南端部分だけではなく北端でも同様に亀裂があったとのこと。
日本ではあまり知られていませんが、1992年には昌善大橋崩壊事故というものもありまして、聖水大橋と同様に完成後に崩壊しています。その翌日だったかは工事中の橋も崩壊していたはずです。
韓国企業がパラオで作り、後に崩壊したKBブリッジについてはよく知られています。
2017年にはやはり工事中の平沢国際大橋が完全崩壊。
平昌冬季オリンピックに向けて作られていた鉄橋も崩壊してましたね。
とまあ、韓国では橋の崩壊はそれほど珍しいことでもありません。
今回は崩壊前に発見できた、ということでよかったのではないですかね。