韓国南海岸地域は非常状態、台風被害に備えて住民に避難勧告も

4日午後2時ごろ、慶尚南道昌原市馬山合浦区(キョンサンナムド・チャンウォンシ・マサンハッポグ)にある排水ポンプ場。区庁職員とボランティア住民ら10人余りがスコップを手にもって休む暇もなく5キログラムの麻袋に砂を入れていた。この日搬出された砂袋だけで1万袋以上にのぼる。昌原市自律防災団所属のユ・インジャさん(62)は「2003年台風14号『MAEMI(マエミー)』が襲来したとき、とてもひどかった」とし「台風に備えるために砂袋を作っているが、要請の物量に追いついていない」と話した。
馬山魚市場の漁民は商人会が配布した砂袋を店の入口側に積もうと一日中慌ただしい様子だった。この魚市場は馬山近海と直線距離で200メートルほど離れている。
釜山地域の海岸も非常事態となっている。海雲台(ヘウンデ)・広安里(クァンアルリ)地域の商人も高波に備えて、砂袋を高く積んだ。パラソルや造形物も片づけた。特に海雲台区には住民避難勧告も下された状態だ。
釜山と慶南では今回の台風影響により海を横切る海上橋梁を全面統制する計画だ。釜山警察庁によると、広安・南港・釜山港・乙淑島(ウルスクド)・巨加(コガ)大橋など海上橋梁は秒速20メートル以上の風が吹く場合、全面統制される。
台風被害に備えて釜山・蔚山(ウルサン)・慶南地域のすべての学校が遠隔授業に入るか休校となる。慶南道教育庁・釜山市教育庁は台風が上陸する6日、学生の安全のために市・道内にあるすべての学校で遠隔授業を行うよう2日と4日にそれぞれ決定した。慶南では1633カ所、釜山では1011カ所の幼稚園と小・中・高などの学校、特殊学校などが遠隔授業の対象だ。蔚山市教育庁は6日、市内の幼稚園、小・中学校、特殊学校など高等学校を除いた373校に対して全面休業するよう4日、決めた。高等学校は5日に学校長が休校や遠隔授業を行うかどうかを決めて運営することにした。