慰安婦施設元所長に実刑、補助金や遺産だまし取り
昨日 20:59
【ソウル=桜井紀雄】
韓国の元慰安婦女性が生活する京畿道広州(キョンギドクァンジュ)市の施設「ナヌムの家」への補助金をだまし取ったとして、地方財政法違反などの罪に問われた施設の元所長、安信権(アンシングォン)被告に対し、水原(スウォン)地裁城南(ソンナム)支部は12日、懲役2年6月の実刑判決を言い渡した。
施設の元事務局長ら2人は執行猶予付きの有罪とし、160時間の社会奉仕活動を命じた。施設を運営する社会福祉法人には罰金1千万ウォン(約103万円)が言い渡された。判決は「元慰安婦のための支援の趣旨を毀損(きそん)し、国民の信頼に背いた」と指弾した。
安被告らは2013~14年、元慰安婦の資料管理名目で受け取った補助金を職員に支給後に返納させる手口で約1800万ウォンを着服。入札に関する書類を偽造して工事の補助金7億ウォンを不正受給したともされる。
元慰安婦の覚書を偽造して遺産約6千万ウォンを不正取得した事実も認定された。
京畿道の調査では約5年間に集めた寄付金88億ウォンの大半が目的外の用途に流用されていた。職員の内部告発で発覚したが、元慰安婦支援団体前トップの尹美香(ユンミヒャン)被告=公判中=の寄付金横領疑惑とともに、元慰安婦支援事業に対し、国民の不信感が広がる契機となった。
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