【中国ブログ】なぜ日本に負ける!中国の「国家イメージ」
先日、2009年度における「世界平和度指数」が発表¥された。それによると中国は74位であったが、我々中国の近隣国、日本は何と7位にランクインし、アジアで最も平和度が高い国となった。
この「世界平和度指数」が発表¥されると、中国では反駁の意見を中心に大いに議論を呼んだ。中には「何を持って平和度を計っているのだ?」、「完全にでたらめだ」、「西洋人による陰謀であると確信している」などと発言するユーザーも見られる。
国際的イメージに関する調査において、日本がアジアでトップを獲得したのは今回の調査だけではなく、別の機構¥による調査においても日本は全て中国よりも前列を獲得しているのである。積み重ねられた歴史の恨みが我々の両目を曇らせ、我々は日本という国をはっきりと見ることができなくなっているのか、それとも本当に調査そのものに議論の余地があるのか、これは熟考に値する問題である。
世界平和度指数とは英国エコノミスト誌が144の国と地域を対象に、内外における紛争の有無やテロ、犯罪などの発生確率、政治の安定性などを考慮して数値化したものである。09年度はニュージーランドが「世界で最も平和な国」という称号を獲得し、イラクは三年連続でワースト一位を獲得している。
注目すべきは西洋諸国で占められたトップテンの中に、日本だけがアジアから選抜されているという点である。ちなみに他のアジアの国はシンガポールが23位、韓国が33位、北朝鮮が131位であった。発表¥された研究報告から、日本がこれほどまで上位にランクインしている理由をうかがい知ることが出来る。
報告では、「1.日本は政治が安定しており、暴¥力的デモの発生率や殺人率などは世界最低レベルである。2.日本は人権を尊重しているほか、法律が拳銃の所持を硬く禁じている。3.GDP総額に占める軍事費が比較的低い」と評している。前者二点については論議の余地は少ないものの、三点目の軍事費については大きな批判と質疑の目が向けられているのが現実だ。
報告では日本が国防費用として毎年480億円を計上していることを認めている。日本は人道主義に基づく救援活動や平和維持活動に参加しているほか、1946年に始まった武器の輸出を禁じた規定も2004年に翻されている。しかし、報告では日本の武器輸出額はそれほど大きくなく、軍事化は進んでいないと結論付けている。
日本の軍事化への野心を「許し」、さらには「軽視」しているばかりか、「世界平和度指数」の調査は中国、米国、ロシアの三カ国の軍事力ばかりをより一層重視しているように思える。
これに対し、英国エコノミスト誌は軍事支出における指数には質疑の目が向けられることを承知しているようだ。なぜなら、他国の庇護の下で平和を享受している国があるからであり、日本も米国の下で平和を享受する国の一つである。
アジアの二大強国として、一方は7位、もう一方は74位と差がついたのは一体どのような道理であろう?
各項目を見てみると、注目すべきは「隣国関係」の項目であり、日本と中国が獲得したポイントは全く同じであった。つまり、対外関係における日本と中国は同レベルということである。
次に、GDPに占める軍事費の項目においても両国は同ポイント、人口10万人あたりに占める武装人員数、武器の輸出数量、重装備数量などにおいても同ポイントであった。つまり、囁かれている「中国の軍事脅威論」はこの調査に対しては影響を与えていないと言うことである。
それでは、なぜ中国が日本よりも「世界平和度指数」が低かったかと言えば、それは中国国内の問題に起因する。
自国内における要素のなかで、日本と中国が同ポイントを獲得したのは自殺率など数項目だけであり、他の全ての項目において、日本は中国より上回っていた。例えば人権においては、日本が獲得したのは1ポイント(数字が小さいほど良)だったが、中国は3.5ポイントであった。中国の人権に関する状況は西洋から見れば依然として芳しくないようだ。
政治の安定性においては日本は1ポイント、中国は2.875ポイントであり、そのほか暴¥力犯罪、潜在的なデモ行動や潜在的なテロ活動の可能¥性といった項目においても中国は全て日本よりも劣っていたのである。
【中略】
かつて中国を侵略し、中国人民に巨大な災難をもたらした日本が中国よりも良好な国際イメージを有していることは、我々中国人に警示と再考をもたらすものであることに間違いない。まず我々がすべきことは調査結果がでたらめだと非難することではなく、日本と中国の差を認識し、努力を重ねて追いつくことではないだろうか
「世界平和度指数」を算出する際に用いられたデータによると、中国のGDPは4兆1927億ドル、日本は4兆9113億ドルであり、その差はもはや大きくない。一人当たりGDPを見てみると、中国は3160ドル、日本は3万8580ドルと約10倍もの開きがある。GDPは経済の全てではなく、中国はエネルギー利用率や環境保護、教育など、様々な点において日本には大きく水を開けられているのである。
しかし、上述の距離は必ずしも国家イメージの距離につながるわけではない。国家イメージはその国が持つ「ソ¥フトパワー」を体現したものであり、メディアによる報道や対外援助などを通じて戦略的にイメージを向上させることも時には可能¥である。
第二次世界大戦後、日本は米国に次ぐ世界二番目の経済援助国となり、積極的に良好な国際イメージを作り上げてきた。日本国民の礼儀正しさや道徳は各国から高い評価を受けている。外国においてガイドの後を「整列」して観光している団体は十¥中八九、日本人である。
反対に、私はローマのサンピエトロ大聖堂で中国語の放送を耳にしたことがある。それは「列に並ぶこと」「大声で騒がないこと」「ゴミをポイ捨てしないこと」を呼びかけるものであった。その後、私はこの放送には日本語版や英語版が存在しないことに気が付いた。
初めは中国人に対する侮辱だと感じたが、よく考えてみれば、我々は確かに「非文明的」な点が存在する。09年、東京で開かれた卓球の世界選手権においても、中国卓球チームは他人を尊重していないとして批判されている。こうした小さなことの積み重ねが国家イメージの悪化を招いているのである。
日本の良好な国際イメージと相反するように、日本の一部の傾向は心配の種である。それは北朝鮮の核実験への対処を口実に、日本の右翼勢力が台頭しているということだ。
日本では「核を以って核を制す」という考えも出てきているほか、右翼勢力は「正常な国家」となるべく憲法改正に力を尽くしている。金融危機の影響を受ける日本では、民族主義が台頭し、強硬な外交姿勢を主張する政治家が人気を博しているなど、警戒に値する出来事が多々存在する。
歴史問題において、日本はドイツのように真剣な懺悔が見られない。中国の映画『南京!南京!』も日本では上映することが出来ないなど、日本の歴史に対する態度と国際イメージの間には大きな乖離が存在するのである。
そのほか、日本はある意味では「西側国家」であるため、西側の標準的な評価体系で高得点を獲得するのは比較的容易であることは否定できない。一方、中国は西側諸国との意識の違いによって、中国は往々にして懐疑の目を向けられるのが現実である。
「世界平和度指数」のデータを過度に信じることは出来ないが、中国は平和を愛する国家として、世界平和度指数のランキングが日本よりも下位であったことで「西側は日本の中国侵略時に行った犯罪を知らない」と愚痴ばかりを言ってはいけない。現時点の日本と中国の間には確実に距離が存在しているのである。。(おわり 編集担当:畠山栄)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0624&f=national_0624_037.shtml
チベット問題への言及が一言も無い所は想定の範囲内
しかし嫉妬の仕方が、どこかの某民族と本当にそっくりで