【韓国】グロービスが海運業、相次ぐ荷主の参入
7月3日8時30分配信 NNA
現代・起亜自動車グループ系列の総合物流企業であるグロービスが、海運事業に本格的に参入することが23日までに分かった。既に中古船を購入しており、 来月から現代・起亜自の完成車を海上輸送するものとみられる。同社のほか、韓国電力公社やポスコなども海運事業への進出を検討しており、大手荷主の相次ぐ 参入表¥明に海運業界からは反発の声が高まっている。グロービスは完成車4,000台を運搬できる中古船舶2隻と6,000台を輸送できる船舶1隻を購入しており、来月1日から、まずは現代・起亜自の車両 4,000台を輸送する。今年下半期(7〜12月)には、自動車運搬船2〜3隻を韓国国内の造船会社に発注する計画という。
同社はこれまで、船舶を借り入れて船主の役割をしており、運送は別の海運会社に任せていた。
現代・起亜自の海上運送は2002年まで、現代商船がすべて行ってきた。だが、現代グループの経営悪化により、現代商船の自動車運送事業および運搬船約 40隻をノルウェーのユーコー・カーキャリアーズに売却。年内はユーコー社が現代・起亜自の海上運送を独占する契約となっていた。グロービスは来年から海 運事業を本格化させるものと見られる。
現代・起亜自の輸入車運送事業の規模は、年間8,000億〜1兆ウォン(約609億〜761億円)に達する見込み。グロービスはまず、現代・起亜自による輸出台数の20%を運搬し、毎年10%ずつ増やすことで2015年までに50%以上を担当することを目標としている。
■鉄鋼原材料の輸送も
グロービスはまた、来年から唐津(忠清南道)にある現代製鉄の一貫製鉄所が稼働し、鉄鉱石など原材料の運搬需要が急増することが見込まれることから、原材料の運送事業も検討している。
グロービスは、2001年の創業以来、毎年20〜30%の高成長を遂げており、昨年の売上高(海外除く)は3兆652億ウォン(前年比22.1%増)、 営業利益は38.9%増の1,291億ウォンを記録した。今年の売り上げ目標は、国内で3兆4,000億ウォン、海外で8,000億ウォン。15年には 10兆ウォン規模の韓国最大の総合物流会社を目指す。
■ポスコ、韓国電力も
グロービスのほか、韓国電力は海運業への直接進出を、ポスコは海運物流会社の大宇ロジスティックスの買収を検討しているとみられる。
大量の貨物を有するこれら企業が海運業に進出した場合、莫大(ばくだい)な物流コストの削減につながることは間違いない。昨年の物流量は、韓国電力が6,000万トン、ポスコが7,900万トンに達している。
ただ、これら企業の海運業参入がスムーズに進むかは未知数だ。
韓国電力とポスコの場合は、海運業上、「原油・製鉄原料などの大量貨物の荷主」とされており、国土海洋部の審査を受けなければならない。また、荷主の海 運業への進出により海運業社の貨物運送量が減少した場合、特に、中小の海運社が打撃を受けるため、業界からは「大量の貨物を抱える荷主の進出は妥当ではな い」という声が挙がっている。ヘラルド経済新聞などが伝えた。
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