【ワシントン=山本秀也】在米のチベット亡命政府関係者によると、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世は8日、ウイグル暴¥動について、「悲惨な犠牲を伴うなど、東トルキスタン(新疆)の状況が悪化していることに対して、深い悲しみと懸念を表¥明する」との声明を発表¥した。
この中でダライ・ラマは、中国当局に対し、「理解と長期的な視点に立った精神で、抑制をきかせて状況を処理するよう望む」として、これ以上の流血を避けるよう呼びかけた。
新疆と同じく、中国統治の下で民族問題に直面するチベットの精神的指導者が、今回の暴¥動を受けて態度表¥明したのはこれが初めてだ。非暴¥力を訴えるダライ・ラマは、犠牲者や遺族に対する祈りで声明を結んだ。
チベットでは昨年3月、中国当局が治安部隊を投入して僧侶らのデモを弾圧し、多数の死傷者が出た。「チベット動乱」から50周年にあたる今年3月にも、周辺地域で僧侶らがデモを図ったが、中国当局は大量の警備陣を動員して抑え込んでいた。これまでのところ、ウイグル暴¥動に公然と連帯を掲げる動きはチベットで表¥面化していない。