物価高で生活が苦しい韓国、野菜泥棒が横行する

一晩寝ると消えたミニトマト・・・果物や野菜の価格急騰で盗難が相次ぐ
[アンカー]
最近、果物や野菜の価格が天井知らずに高騰すると、収穫前の果物や野菜を持ち去る泥棒が猛威を振るっているそうです。
長い時間をかけて真心を込めて育て、これから売りに出そうとしていた農民は虚しさを吐露しています。
キム・ソングク記者が取材しました。
[レポート]
ここは論山にあるナツメ型ミニトマトの農場です。
収穫を控えたミニトマトが赤く熟しています。
しかしよく見るとミニトマトの枝にはまばらにしか実が成っていません。
それでも残っている実のほとんどは出来が良くないです。
赤く熟したトマトが鈴なりになっているべきところ、枝はこのようにスカスカです。
先週末、このビニールハウスに600個以上あったミニトマトが一夜にして消えました。
消えたミニトマトは150kg、時価で100万ウォン(=約11万円)を超えます。
[キム・ジュンテ/論山のトマト農家]
「(収穫用のカゴを)50個用意してあったのですが、昨日数えてみたら33個しかありませんでした。収穫できる喜びで一杯だったのに本当に虚しいです」
去年の冬は近くのイチゴ農場でもイチゴ600kgが盗まれました。
収穫を控えた時期に農作物の窃盗が繰り返されると、警察が泥棒に注意するよう横断幕を掲げるほどです。
[シン・ホジェ/公州のイチゴ農家]
「夜明け前から頑張って働いていたのに、あいつらはタダで持って行って食べるだけじゃないですか。何が痛いって心が痛いんですよ」
警察は、農作物の窃盗事件の場合、気付くのが遅くなったり、監視カメラが設置されていることが稀なために捜査が難しいと言っています。
[忠南警察庁の関係者]
「農産物の窃盗のようなものは大抵野外で行われるし、窃盗が発生した直後にすぐに通報されるケースもあまりないんですよ。数時間、遅いときには一日くらい経ってからもあって・・・」
警察が捜査に着手した中、農作物を許諾なしに持っていけば6年以下の懲役か1,000万ウォン(=約110万円)以下の罰金刑に処される可能性があります。