韓国と中国がそれぞれ「反中」「嫌韓」を掲げ、ネット上で大激突している。「中韓は反日で共闘している」と思われるかもしれないが、北京五輪をきっかけに、両国の歴史やアイデンティティーが複雑に絡む問題が噴出。双方退くに退けない紛争に発展しているのだ。
敵の敵は味方?
韓国メディアが「反中嫌韓」を深刻な問題として取り上げ出したのは北京五輪の野球日韓戦がきっかけ。準決勝などで中国人観客は「加油!」(ジャーヨウ=頑張れ)と日本に熱い声援を送り、中国のウェブサイトには韓国人を蔑視する「棒子」という言葉を使って「日本、勝て」「高麗棒子をやってしまえ」などの書き込みが相次いだ。
他の競技でも中国人観客が韓国の対戦相手を応援したり、韓国にブーイングを送る現象は見られた。だが、反日感情を共にする間柄から当然韓国を応援してくれるだろうと思っていた野球の対日本戦でも中国に裏切られたことで、韓国人は「そんなに中国は韓国を嫌っているのか」と大きなショックを受けた。
アニメなどの日本文化や生活にあふれる日本製品は、中国人にとって憎んでも切れない存在。だが、韓国の文化や製品は切ってもいいと考えている。中国にとって韓国は煩わしい存在、つまり『煩韓』意識が高まっている」という。逆もまたしかりで、「中国人と韓国人が接するほどボロが出る。いまのところ改善に向かう気配は見られない」と悲観視している。
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