日本公的年金運用 赤字9.4兆円
7月2日8時16分配信
公的年金を運用している独立行政法人の年金積立金管理運用(GPIF)は1日、2008年度の運用損益が9兆4015億円の赤字になったと発表¥した。赤字は2年連続で、損失額は07年度(5兆6455億円)を上回り過去最大。昨年秋の「リーマン・ショック」に端を発した世界的な金融危機で株価が急落し、日本の年金運用を直撃した形だ。
運用資産の8割近くを占める「市場運用分」の利回りはマイナス10.03%で、07年度(マイナス6.41%)に比べて大幅に悪化。運用損失は9兆6670億円にも上った。
資産別の利回りは、内外の株式市場の低迷で外国株式がマイナス43.21%、国内株式がマイナス35.55%と大幅に悪化し、外国債券も円高でマイナス6.75%と振るわなかった。資産全体の5割超を占める国内債券はプラス1.35%で、07年度に比べ利回りが低下した。
また、運用の累積損益は08年度末で1兆9908億円の赤字となり、03年度末以来5年ぶりに赤字に転落した。