不況の影響によりここ3年で50%増、国民200に一人
家賃は毎月15万ウォンから30万ウォン
窓付きは狭くても部屋代が跳ね上がる
幅2.2メートル、長さ2.4メートル。 布団を敷くのがやっとなほどの狭い部屋で、工事現場で働く労働者のチェ某さん(47)が7日、一日中テレビを見ていた。
その日暮らしのチェさんはこの日、体の調子が悪いため仕事を休んだ。チェさんはここ3年、ソ¥ウル市東大門区のある商業ビル3階にあるA考試院(受験生向けの貸し部屋)に住んでいる。ここでは330平方メートルの空間に56の部屋が仕切られてある。チェさんの部屋には小型の冷蔵庫、20型テレビ、衣類数着、携帯電話と殺虫剤が置かれたテーブルがあるだけだ。
夕方6時30分、仕事を終えて帰って来た隣の部屋の住民の騒音が、眠りについていたチェさんの目を覚まさせた。階段を上り下りする音、靴についた泥を払い落とす音に、数十¥の部屋が一斉に開け閉めする音…。
これといった持ち物もない40人余りの男たちが、交代で四つのシャワーを使い体を洗った。幅90センチの廊下では、すれ違うとき互いの肩がぶつかり合う。夜9時になると、ドアを開け閉めする音も聞こえなくなった。低く抑えられたテレビの音があちこちの部屋から漏れてくる。夜11時を過ぎると、テレビの音も少しずつ聞こえなくなる。どこかの部屋では誰かがいびきをかき始めた。いびきの音は薄い壁を通じ、チェさんの部屋にも聞こえてくる。
ここ最近、2坪(6.6平方メートル)にも満たない空間(約5から6平方メートル)で生活する考試院の住民が増えている。考試院協会の統計によると、全国の考試院居住者は2008年末現在で25万人を超えた。統計庁が集計した韓国の人口は4874万人。大韓民国に住む200に一人は考試院に住んでいることになる。消防防災庁は全国に6126カ所の考試院があると把握している。05年末には4211カ所だった。つまり、ここ3年の間に2000カ所も増えたということだ。