韓国大企業の半分以上が「下半期の新規雇用? 10人未満ですかね」と回答、過去10年で最低の数字に
韓国の大企業採用計画、過去10年で最低に(KOREA WAVE)
今年、採用計画を確定した韓国の大企業が過去10年間で最低値を記録した。採用規模も大幅に縮小すると見込まれており、求職者は特別な就職戦略を立てる必要性がありそうだ。
韓国の大手人材紹介企業「インクルート」は27日、今年下半期における韓国内企業の採用計画や採用規模、方法などを調査した結果を発表した。調査期間は7月8~31日で、対象企業は808社(大企業103社、中堅企業117社、中小企業588社)。
それによると、大企業で採用計画を確定した企業は10社中3.5社(35.0%)にとどまり、昨年の調査に比べて43.8ポイントの大幅な減少を記録した。これはインクルートが2014年以降に実施した調査の中で最低となった。これにより、下半期に大企業への入社を目指す求職者は、以前よりもはるかに厳しい就職環境に直面することになる。 (中略)
採用規模については、大企業の採用規模は一桁が53.8%、二桁が46.2%だった。三桁の採用を予定している大企業は、昨年に引き続き一社もなかった。
増減率を見てみると、一桁の採用を予定している大企業は23.8ポイント増加した一方、二桁の採用を予定している企業は23.8ポイント減少した。大企業は採用計画に加え、採用規模自体も大幅に縮小する見通しだ。 (中略)
採用計画を確定した企業がどのような採用方法をするかについては、定期採用が22.6%、随時採用が61.9%、インターン(採用転換型や職務体験型)が15.5%となった。昨年に比べて、随時採用の割合が5.9ポイント減少し、インターンの割合が7.3ポイント増加した。定期採用は1.4ポイント減少した。
採用方法の中で最も多い割合を占める随時採用が減少したことは、全体的な採用市場の停滞を意味している。一方、インターンの場合、2023年には一桁台まで減少していたが、今年は二桁台に回復した。随時採用が減少し、インターンが増加したことから、企業が新入社員の能力をインターン制度で見極めた上で採用しようとする動きが強まっているようだ。
ただし、大企業では依然として定期採用(61.9%)が比較的多い。昨年より2.7ポイント減少した。次いで、随時採用(26.2%)の割合が高く、インターンは11.9%にとどまった。インターンの割合は7.0ポイント増加している。
インクルートのソ・ミヨン代表は「今年は大企業の採用確定計画が中堅企業、中小企業に比べて大幅に減少した。不確実な経営環境のため、大企業が昨年よりもさらに保守的な採用計画を立てていることがわかる。大企業を目指す新規求職者は、企業の規模を問わず、まずは経験を積んでから大企業の門を叩くことを検討すべきだ」とアドバイスした。
(引用ここまで)
「韓国は21世紀になってからこっち、最悪の不況を迎えている」と何度か語っています。
輸出はメモリ、自動車、船舶については好調ですが、それ以外は対中貿易が縮小の一途を辿っていることから将来も暗い状況が続いています。
内需については廃業する自営業者が100万人規模、あるいは「廃業したいけど『自営業向け融資』が返せないので偽装自営業を続ける」ような人々も少なからずいることから、そのしょぼくれ具合が理解できるのではないでしょうか。
大企業は雇用全体の10%しか受け入れることができず、それ以外の中小企業では賃金はほぼ半分。
そりゃ内需も拡大せんわな……となっているところに今年下半期に向けての雇用情勢が出てきました。
現時点で下半期の雇用を決定している大企業は10社中3.5社のみ。
その3.5社の内訳で、「(下半期に)1〜9人しか採用しない」とする企業が53.8%。「10〜99人」とした企業が46.2%。
100人以上の雇用を予定しているとする企業はゼロ。
これはひどい。
韓国の場合、随時採用もかなりあるのですが、大企業では定期採用制度のほうが多いのが実際。
この記事でも61.9%が定期採用を行っているとしていますね。
……それでいてこの採用規模。
いや、厳しい。
ここまでの厳しいハードルをクリアして大企業に就職しても、定年まで勤めあげることができるのはわずかに7人にひとりだけ。
こんな就職状況じゃ内需が拡大するわけもないわな……。