「韓国独自の戦闘機」KF-21、インドネシアからの開発分担金は1兆ウォン(63%減)のディスカウント……それでもインドネシアを切り捨てられない理由とは?
「KF21の分担金を削減してくれ」 あきれる… 韓国「聞いてあげよう」(世界日報・朝鮮語)
インドネシア分担金が大幅に低くなり、共同開発の趣旨が色あせたという指摘が出ている。
インドネシアとのKF21共同開発分担方式が「少なく与える、少なく受け取る」ことになったのは予想された問題だった。
この数年間、あちこちで「警報」が鳴ったが、政府はインドネシアの態度変化を引き出すモメンタムを見つけることができなかった。 その結果は、国民の血税で分担金の不足分を埋めるという官僚主義的な決定だった。 (中略)
今年5月までにインドネシアが支払った金額は3783億ウォン。
1200億ウォンあまりをさらに払って終わらせるという意味だ。 分担金1兆ウォンが目の前で消えるわけだ。 (中略)
インドネシアが望む水準の技術移転は、最初から実現が難しかった。 AESAレーダーは国防科学研究所(ADD)が作り、エンジンの国産化率は50%に及ばなかった。
輸入官級装備10種余りをはじめ、海外原著作権国家輸出承認(E/L)が必要な技術、韓国政府が核心技術に分類した技術などを除けば、韓国航空宇宙産業(KAI)にいたインドネシア技術陣が接することができる技術は非常に制限的だ。 (中略)
フランスはラファルの購入国に多額の融資を提供している。 エジプトがラファールを初めて購入した時、導入費の80%以上はフランスの融資で満たされた。
(引用ここまで)
もう一本、KF-21関連の記事。かなり長いので引用部分は相当にざっくり削っています。
全体を箇条書きにするとこんな感じ。
・インドネシアの分担金は6000億ウォンになった。韓国は1兆ウォンのディスカウントに応じた形だ。
・インドネシアは技術移転を要望していたが、海外からの技術もあって韓国側が移転できる技術はそれほどなかった。
・ただ、インドネシアもフランスとラファールの契約をするなどしていた。
・これはフランスから融資を受けてのものだ。韓国は融資ができない状況である。
・また、空対地攻撃ができるマルチロール機が必要なインドネシアにKF-21のブロック1は空対空だけしか提供できない。
・F-16やグリペンと異なり、輸出実績のないKF-21にとってインドネシアは捨てがたいパートナーになる。
1兆6000億ウォンの分担金を支払う予定だったインドネシアですが、1兆ウォンをディスカウントして6000億ウォンの支払いを予定。
現在まで3783億ウォン支払われているので残りの2000億あまりを支払って終了。
まず、こんな事態を招いてしまった最大の理由は、韓国がメガバンクを持っていないことといえるでしょう。
UAEへの原発輸出でも自国で融資ができずに国際市場から借りて逆ざやになってUAEに貸し付けしてましたね。
「融資とのセットで売りつける」ってことが最低限のことしかできない。
フランスはラファールでと融資を紐付けた販売をインドネシアでやっている。インドネシアがKF-21とラファール、どちらを選ぶかっていったら……ね。
もうひとつ、「インドネシアを切り捨てられない理由」としては「輸出実績」がほしいから。
同世代としているF-16やグリペンには輸出実績があり、すでに空対地の攻撃能力が充分にある。
KF-21はどうがんばってもブロック2までは空対地攻撃能力を獲得できない。
「インドネシアが欲しがった」って実績がどうしてもほしいんでしょうね。
まあ……自国で戦闘機を製造したい、って気分は分からないでもない。
インド(テジャス)もトルコ(KAAN)もやっていますからね。
でも、インドネシア以外のどこにも売れず、鶏肋そのものになりそうな感じではありますが。