パレスチナ戦で屈辱の引き分けに終わった韓国、困りに困って自分の競技場の芝生のせいにする

ロッカールームに散らばった芝生と土・・競技場の惨憺たる実態
ソウルW杯競技場の衝撃的な実態が捉えられた。

ホン・ミョンボ(洪明甫)監督率いる韓国代表は5日午後8時にソウルW杯競技場で行われたFIFA 2026北中米W杯アジア地区最終予選B組の1試合目でパレスチナと0-0の引き分けで試合を終えた。
この日の試合は様々な議論と共に代表監督に戻ったホン・ミョンボ監督の復帰戦として多くの関心を集めた。しかし、ホン・ミョンボ号の競技力は総体的に難局だった。明確な特色を出せないままボール回しに忙しかった。また、ソン・フンミンやイ・ガンインなど主力選手の個人能力に依存する姿を見せ、競技場を訪れた5万9,000人余りのファンにもどかしさを与えた。
むしろFIFAランキング96位のパレスチナの方が鋭い攻撃を披露しながら韓国のゴールポストを脅かしていた。もしチョ・ヒョンウ(=韓国代表のゴールキーパー)の善戦がなければホームで衝撃的な敗北を喫する可能性もあった。彼のおかげで何とか引き分けることができたがそれさえも失望の結果なのは同じだった。
ところが競技力と共に話題を集めたものがあった。それは正にソウルW杯競技場の芝生だった。肉眼でも芝生が均一ではなかった。そのせいで選手はプレーをするのに苦労していた。ボールタッチにスムーズさがなく、ボールが不規則に跳ね上がっていたのが見受けられた。このデコボコした芝生に多くのサッカーファンの注目を集めたのだ。

近年、ソウルW杯競技場の芝生の状態は急速に悪化している。特に昨年行われたジャンボリー(=ボーイスカウトの国際的イベント。韓国で開催された)内のKポップコンサートがソウルW杯競技場で開催されたことで芝生が完全に破壊されてしまった。サッカー専用の競技場であるにも関わらず、サッカーではなくイベントのステージを設営したことで芝生に悪影響を与えたのは残念なことだった。
これは韓国の首都にあり、韓国を代表するサッカー競技場であるソウルW杯競技場の惨憺たる実態だった。
芝生の深刻さは試合後にも如実に表れていた。試合が終わった深夜12時頃、両チームのロッカールームの入口には散らばった芝生や土を確認することができた。ちょうど選手全員がピッチを後にしたタイミングだったために確認できた場面だった。不揃いな芝生が挟まったサッカーシューズでロッカールームを歩き回っているうちに芝生や土が散らばったものと解釈するしかなかった。

この芝生の問題が中々改善されないことをキ・ソンヨンなどソウルW杯競技場で頻繁に試合する選手たちが声を上げている。同日の試合に出場したソン・フンミンも同じだった。ソン・フンミンは試合後の取材陣とのインタビューで「韓国には技術がある選手が多い。しかし、ボールコントロールやドリブルに困難があった。速いテンポでプレイできなかったのはファンにとってもかなり残念だったことだったと思う」と語った。
そして「ホームで試合をするときは(芝生の状態を)改善しておいてほしい。アウェイの試合の方がグラウンドの状態が良いというのは一方で残念なことだ。一方で幸いなことでもあるが」と語った。彼は芝生の状態について残念な気持ちを表したのだが、ややもすると引き分けに対する言い訳にならないことを願うような姿だった。
試合を終えた後の両チームのロッカールームの入口