アメリカ、先端半導体製造機器や量子コンピュータについて対中輸出統制を行う……日本、イギリスなどはホワイトリストに掲載されて輸出は自由にできるものの、韓国は一切掲載されず……あー、つまりそういうこと、ですね
アメリカ、量子・次世代半導体の輸出統制を推進……韓国、「許可免除」から除外(聯合ニュース・朝鮮語)
米政府が量子コンピューティングや次世代半導体など、国家安保に重要な最先端技術に対する新たな輸出統制に乗り出した。
この過程で米国は、自国に準ずる水準の輸出統制体制を備えた国には、このような技術を米国政府の許可なしに輸出できる制度を新設した。 しかし、その対象に韓国はすぐには含まれなかった。
ただ、米国は韓国への輸出は許可を申請すれば承認するという方針を立てたとされ、韓国企業に及ぼす影響は限定的になるものと予想される。 (中略)
今回の措置は、米国が戦略的競争者と規定した中国をはじめ、ロシアやイランなどの敵性国を狙ったもので、米国は今回の輸出統制を導入する過程で、類似の立場国と協力を強化したと明らかにした。 (中略)
BISは同日、新たに指定した24の統制品目別に輸出許可が必要ない国家リストを公開したが、韓国は含まれなかった。
例えば、輸出統制品目の中で金属部品生産に必要な3Dプリンティング装備(2B910)の場合、イタリア、英国、米国にこれを輸出する時は政府許可が必要ない。
GAAに必要な乾式エッチング(isotropic dry etching)用装備(3B001.c.1.a)の場合、オーストラリア、ドイツ、カナダ、フランス、イタリア、日本、スペイン、英国、米国に許可なく輸出できる。
韓国がIEC許可免除対象に含まれないことによって、韓国企業はこれに含まれた国家企業に比べて相対的に不利だったり、不利益を受けるだろうという憂慮を生んでいる。
(引用ここまで)
韓国がまーたアメリカからホワイトリストに掲載されなかった、とのニュース。
量子コンピュータ関連や半導体最先端プロセスにまつわる製造機器など24品目について対中包囲網をさらにせばめています。
金属3Dプリンタなども含まれています。
ただし、日本やイギリスについてはホワイトリストに掲載し、輸出について問題はなしとしています。
アメリカと同等の輸出統制制度があると認定されているわけですね。
免除国一覧もチェックしてみましょうか。
LICENSE EXCEPTION IMPLEMENTED EXPORT CONTROLS (IEC) ELIGIBLE ITEMS AND DESTINATIONS(商務省産業安全保障局・英語・PDF)
コードで示されていてどの国にどの品目が許可されているのかいまひとつ分かりにくい……。
日本は4品目についてホワイトリストに掲載されているようです。
さて(笑)。
その一方で韓国はどの品目についてもホワイトリストに掲載されることはありませんでした。
ただし、「アメリカに申請すれば原則として輸出を許可する」となっていることから、輸出について大きな問題はない……としていますが。
たしかに「輸出」という観点からはそういえるでしょう。
ただ、「安全保障」の視点からはちょっと異なりますかね。
アメリカは韓国の動向について「なにをどう輸出しているのか」を事細かに把握しておきたいと考えている、ってことですから。
申請して文章に残しておきたいってことですよ、これ。
韓国に対するアメリカの視線ってものがよく分かるニュースであると思われます。