ベネズエラ大統領選 野党側候補が亡命先のスペイン到着
2024年9月9日 14時19分
南米のベネズエラで7月に行われた大統領選挙での勝利を主張し、扇動などの疑いで逮捕状が出されていた野党側の候補が亡命先のスペインに到着し、「ベネズエラの自由と民主主義の回復のために闘いを続ける」と訴えました。
スペイン外務省はベネズエラで扇動などの疑いで逮捕状が出されていた野党のゴンサレス氏が、8日にマドリード近郊の空軍基地に到着したと発表しました。
ベネズエラでは7月の大統領選挙で選挙管理委員会が、現職のマドゥーロ大統領が当選したと発表しましたが、野党側は不正があったとして、みずからの集計結果をもとにゴンサレス候補の勝利を主張しました。
これに対して、マドゥーロ政権側は扇動などの疑いでゴンサレス氏に逮捕状を出し、首都カラカスにあるスペイン大使館に身を寄せていたゴンサレス氏は、調整の結果、出国してスペインに亡命しました。
米国務長官とEU上級代表が声明
アメリカのブリンケン国務長官は、8日に声明を発表し「自由のための闘争と民主主義の回復を呼びかけるゴンサレス氏を支持する」としています。
そのうえで、マドゥーロ大統領が国民の意思に反して権力の座にとどまろうと野党側への圧力を強めているなどと非難し、抑圧をやめ、不当に拘束されている人たちを即時に解放するよう求めています。
また、EU=ヨーロッパ連合のボレル上級代表も声明で「ベネズエラの民主主義にとって悲しい日となった。いかなる政治リーダーも他国への亡命を強いられるべきではない」としたうえで、ベネズエラ当局に対し野党側への抑圧をやめ、すべての政治犯を解放するよう求めました。
ゴンサレス氏は支持者に向けて音声メッセージを発表し「出国を許さないという圧力や脅迫があった」としたうえで、「ベネズエラの自由と民主主義の回復のために私たちが闘いを続けることを信じている」と訴えました。
ベネズエラの大統領選挙の結果をめぐっては、国の内外から疑問の声が上がっていますが、野党側の候補だったゴンサレス氏が国外に逃れたことで、マドゥーロ大統領側は当選の既成事実化をさらに進めるとみられます。
次はマドゥーロ大統領が外敵作り団結させるため、ガイアナ侵攻かな・・・・
