バラエティ番組で韓国人歌手「ソウルで2億ウォンの住居は見つからない。地方都市で私が持つ不動産ならどうだ?」→若者「ソウルで暮らしたいので大丈夫です」……ソウルは夢の都なんだよね
イ・チャンウォンも「8年間家が売れない」と…大邱に何が[家の好み-ホット!不動産](韓国経済新聞・朝鮮語)トロット歌手のイ・チャンウォンが大邱にある家を出したが、8年間販売できずにいるという事情が伝えられた中で、大邱不動産状況にも関心が集まる。
15日、関連業界によると、イ・チャンウォンは最近放送されたKBS2TV芸能番組「ハイエンドアメンボ」に出演し、30才で自分の家を買うことを目標に2億ウォンを集めている青年に自身が保有した家を推薦した。
番組でイ・チャンウォンは「ソウルで2億ウォンで家を買うのは難しい」とし「大邱にある家を買うのはどうか。 8年間も出ていない。 2億ウォンだ」と話した。 それと共に「機運がいい」として「私がそこでうまくいった」と付け加えた。 だが、事情者は「ソウルで暮らしたい」としてイ・チャンウォンの提案を断った。
大邱の不動産市場がどれほど厳しいから、8年間家を売り渡すことができないのだろうか。 韓国不動産院の週間マンション価格動向によると、大邱の住宅価格は40週間以上下落傾向が続いている。 昨年下半期に一時上昇に転じたものの、大きな流れで2021年11月から右下向傾向だ。
(引用ここまで)
韓国経済関連のお話になりますかね。
大邱で2億ウォンのマンションを売りに出してもまったく売れずに8年間が経過してしまう。
かつバラエティ番組で「ソウルで2億ウォンの住居を買うのは難しい。大邱でならわたしが成功した『機運のいい』ところだ」って紹介しても「いや、いらないっす。ソウルがいいんで」って断られてしまう。
韓国の不動産不況の泥沼具合が分かっていただけるのではないでしょうか。
その一方でソウルの不動産は高騰しています。
一部ではムン・ジェイン政権の頃とさほど変わらない不動産価格になっている例も見受けられます。
「あれ、韓国経済は未曾有の不況じゃなかったの?」と考えるかもしれませんね。
実は不動産不況で建設企業がぐだぐだなことが、ソウルの不動産高騰につながっているのです。
高金利、資材高などがあって建設企業はどうにもならないくらいの不況を迎えています。
先日の雇用率等を解説したエントリで扱ったニュースでも建設業の雇用は昨年同月比でマイナス8万4000人。
どうにもならないほどの建設不況であることが見てとれます。
ところがそうした建設企業が不況下にある結果として「ソウルへの不動産供給が極めて低調」なことから、不動産価格が上昇しているのです。
冗談みたいなホントの話。
記事中でも「大邱の中心地であれば事情は異なる」としています。
価格下落が大きかったために、実需が戻った……との記述があります。
実際の「使い勝手のいい土地」は上昇することもある、という本来の姿に戻りつつあるってところかもしれません。
ただ、番組でも20代の若者が「ソウルに住みたいので(大邱のマンションは)いらない」って言っていることからわかりますが、韓国人にとってはソウルは夢の都なんですよ。
まあ、雇用もなんもかもが違いすぎているんで、「夢」というよりは現実的な問題ですけどね。
地方じゃ「最低賃金はいらないので雇用してください」が普通だったりしますから。
ソウルへの圧倒的な偏重(地方都市の軽視)をなんとかしないかぎり、不況から抜け出すのは難しいのかもしれないなぁ。