韓国のお盆で定番になっている「社長からの贈り物」、不況下の中小企業では「梨1個」「300円分の商品券」「カップラーメンとお菓子」など……
韓国中小企業・秋夕の贈り物が「300円分の商品券」…社員「ばかにされている気分。辞める」(KOREA WAVE)
韓国の中小企業に勤める会社員たちが秋夕(チュソク)の贈り物に愚痴をこぼしている。
あるオンラインコミュニティには13日、「名節の餅代3000ウォン(約330円)」とのタイトルで、新世界百貨店の1000ウォン(約110円)分の商品券3枚を受け取った写真が投稿された。投稿者は「他の社員も同じ物をもらい、これではばかにされているようだ」とコメントし、退職を考えていると付け加えた。
別の投稿では、名節の贈り物として小さな瓶のごま油と缶詰のハムがテープで巻かれている写真が紹介された。別の社員は上司から自家製の栗を受け取ったといい「退職を考えている」と嘆いた。
他にも小麦粉セットをもらったとか、ツナ缶詰3個あるいはシャンプーなどをもらったというネットユーザーの投稿が上がっている。
(引用ここまで)
秋夕 ── チュソクは韓国版のお盆。地方出身者は帰省して、嫁が実家の手伝いをさせられるってのが定番の愚痴みたいなものになっています。
んで、雇用者は企業から贈り物をもらうことが多いのですが、定番として油とかスパムの缶詰とか。まあ、お歳暮みたいなもんですね。
臨時ボーナスがもらえるってのもまあよくあることなのですが、額としては100万ウォン前後。
ここでも大手企業と中小企業の差は大きいとされています。
「チュソク休憩は短く、財布は薄く」…心重い中小企業(ニューシス・朝鮮語)
300人以上の企業は27.3%が6日以上を休む一方、大多数が中小企業の300人未満の事業場は6.6%にとどまる。
休暇が3日以下の企業は300人以上の事業場が4.5%であるのに対し、300人未満では7.7%と3.2%p(ポイント)高く集計された。 4日以下の休務基準も300人未満(16.8%)が300人以上(15.2%)より1.6%p高かった。 (中略)
平均ボーナス額は企業の規模によって大きな違いを示した。大企業の従事者は平均146万ウォンを受け取ると答えたが、中小企業の従事者が明らかにした平均受領額は52万6000ウォンで90万ウォンほど少なかった。
(引用ここまで)
チュソクのボーナスで見ても大企業は146万ウォン、中小企業は52万ウォン。3倍近い差がある。
財閥とそうでない企業であればさらなる差が出てるのでしょうね。
で、この記事では中小企業の従業員「デパートの商品券を3000ウォン分もらった」としています。今日のレートで320円くらいか。
……この会社の社長さんもがんばって出したんでしょうね。「チュソクの贈り物」は上にいるものの義務みたいなものですから。
でも、それがデパートの商品券3000ウォン分。
それ以外にも「梨1個」とか「カップラーメンにお菓子ひとつ」なんてのがSNSで出てます。
「チュソク餅の封筒を開いたら、「3000ウォン」商品券が…退社します」(イーデイリー・朝鮮語)
ま、不況なのでしかたがない。
それで辞めてもけっきょくは「ただ休んでいるだけ」の250万人のうちのひとりにしかならないわけです。