イメージセンサでも半導体ファウンドリでも「1位から大きく引き離された業界2位」でしかなくなったサムスン電子、かつてのようなごり押しは企業風土ではなくなったのか
ソニーG、画像センサーで首位維持 高機能スマホが拡大(日経新聞)
日本経済新聞社がまとめた2023年の世界市場における「主要商品・サービスシェア調査」によると、スマートフォンのカメラなどに搭載するCMOS(相補性金属酸化膜半導体)画像センサーの出荷額でソニーグループが52.5%と過半のシェアを握った。
22年は2位の韓国サムスン電子とのシェアの差は29.2ポイントだったが、37ポイント差に広がった。
(引用ここまで)
イメージセンサーの世界シェアがデータとして出てきまして。
以下のようになっているとのこと。
・1位 ソニー 52.5%(+5.5%P)
・2位 サムスン電子 15.5%(-2.3%P)
・3位 オムニビジョン 11.4%(+0.3%P)
・4位 オンセミ 6.7%(+0.2%P)
ここから見えてくるのは「あれ、もしかしてサムスン電子のイメージセンサー搭載しているのってほとんど自社スマホ?」って感触ですね。
Xiaomi社製のスマートフォンに搭載されているイメージセンサーはサムスン電子製のものですが、中華スマホの多くはこれから中国製センサーに切り替わっていく模様(共産党の命令なので)。
サムスン電子は以前から「イメージセンサーでシェア1位になる」って言ってはいたのですが、だいぶ迷走気味。
スマホ用センサーで2億画素とかやってて「本当にそれがユーザーの求めているもの?」ってなってます。画像1枚55MBとかありますからね。
通常時は1200万画素で、本気を出したときだけ2億画素で撮れるって仕様がほとんどですが。
ソニーはアップルを抑えているのは大きいですね。TSMCの大分工場もソニーとアップルありきでの建設でしたし。
もうひとつシェアの話題。
2Qの半導体受託企業のマーケットシェアが出てきまして。
こんな感じ。括弧内は1Q比。
・1位 TSMC 62.3%(+0.6%P)
・2位 サムスン電子 11.5%(+0.5%P)
・3位 SMIC 5.7%(±0%P)
・4位 UMC 5.3%(-0.4%P)
・5位 グローバルファウンドリーズ 4.9%(-0.2%P)
もうすっかりTSMCにはもう追いつくとかどうとかいうレベルではなくなりましたね。
「一応、2位にいる」ってだけの状況。イメージセンサーのそれとほぼ同じです。
イ・ゴンヒが会長を務めていた時代のサムスン電子はもっと恐ろしい企業だった感じがするのですよね。
ごり押しにごり押しを重ねてシェアを奪ってくるやりかた。
イ・ジェヨン指揮下になってからその辺が弱くなった。
……まあ、ムン・ジェイン政権下で収監されたのも大きな原因のひとつだとは思いますけどね。
プロポフォールに逃げたりするくらいにプレッシャーがあるのも理解できなくはない。
けどまあ、トップダウンが社是の企業でトップが弱くなると、こうなっちゃうのか……って感じではあります。