室町時代・江戸時代
火鉢は客用、コタツは家族用
こたつの起源は、約650年前の室町時代にまでさかのぼります。原型は囲炉裏(いろり)の上に櫓(やぐら)を組み、布団をかけたもの。その後、囲炉裏の周りに足を入れるスペースが作られ、現在の掘りごたつのような形になりました。江戸時代には、大勢が一度に入れる「大炬燵」というものもあり、冬の暖房器具として火鉢と共に使われていました。熱源は木炭、練炭、豆炭などで、炭の寿命を延ばすために紙や灰などを上にかけて使っていました。
この時代、お寺や武家では客用の暖房器具として火鉢が、家人用の暖房としてコタツが使われていました。江戸中期には、熱源に火鉢を使い、移動ができる置きごたつも一般化していきました。
