ヨーグルトの食べ過ぎで心配されることは?
photo by photoAC栄養価の高いヨーグルトをたっぷり食べるとより健康になれそうですが、食べ過ぎには注意が必要です。
ヨーグルトには、牛乳由来の脂質が含まれています。脂質は、体を動かすエネルギーとして必要な栄養素です。しかしヨーグルトの脂質は、中性脂肪やコレステロールのもとになる飽和脂肪酸であるため、食べ過ぎると肥満やコレステロール値の上昇をまねくおそれがあります。
栄養豊富なように思えるヨーグルトですが、実はビタミンD、E、Cがほとんど含まれていません。また、低脂肪ヨーグルトではビタミンAも微量です。ヨーグルトを食事に置き換えるような食べ方をしていると、栄養バランスが偏るおそれがあるでしょう。
ヨーグルトに加えて、カルシウム強化食品やサプリメントを使用している人は、カルシウムの過剰摂取に注意してください。カルシウムを摂り過ぎると、食欲不振や嘔吐、脱力感といった高カルシウム血症の症状が現れます。また過剰なカルシウムが沈着して結石となったり、鉄や亜鉛といったほかのミネラルの吸収を阻害したりするおそれもあります。
日本人に多い体質である乳糖不耐症の場合、乳糖を分解できないため、牛乳を飲むとお腹がごろごろしたり下痢や腹痛になったりします。発酵過程で乳糖が分解されるヨーグルトは、乳糖不耐症の人でも比較的安心して食べられるとされています。しかしヨーグルトを一度にたくさん食べると、症状が現れる可能性があるでしょう。
ヨーグルトの摂取目安量
厚生労働省と農林水産省が定める「食事バランスガイド」を参考にすると、成人男女のヨーグルトの1日摂取目安量は200g程度といえます。体を動かすことが多い男性については、300g程度まで食べても大丈夫でしょう。
ただしヨーグルト以外に牛乳やチーズを摂る習慣がある場合は、ヨーグルトの量を減らして調整するようにしてください。