倭人の冬
冷たい畳みに座って,
コタツの中足は暖かいのに
蜜柑を度忘れして
の中は乱れていて,
身は相変らず冷い.
蜜柑皮をむいて,
思わず屁をひたら,
コタツ中,
息詰まるため息のように
においが広がって行く.
倭人は驚いてきょろきょろ見回すが,
自分ばかりのおなら音,
誰も聞かなかった時
その風が帰って来て
彼をくるんでいる.
そうだ, 私は倭人だから,
おならも私の心のように
身動きなしに閉じこめられてしまう.
ガスが上がって,
小さなコタツ中,
冬がいっそうもっとギブオだけ行くことだ.
そして蜜柑は相変らず冷たい手先に
味を失っていないでしょう.
私が呼び入れた,
においの蝶たちのように.