ユン大統領弾劾で、経済政策も180度転換か。チェコへの原発輸出、ガス田開発、半導体支援策などにストップがかかる可能性も
【尹弾劾訴追】原発復興からガス田、半導体まで……ユン産業政策の動力弱化(聯合ニュース・朝鮮語)
尹錫悦、大統領に対する国会弾劾訴追案が14日可決されたことにより、原発産業復興、「大王鯨」ガス田開発、半導体産業支援など「ユン·ソクヨル票」産業政策動力が弱化する展望だ。
半導体業界は政府の半導体支援政策弱化が国家対抗戦様相で繰り広げられる世界的競争激化の中で、ややもすると競争力強化のための「ゴールデンタイム」を逃す結果につながりかねないと憂慮する。
政府と業界によると、まず新規大型原発3基の建設を含めた第11次電力需給基本計画(電基本)の確定日程が不透明になった。
政府は2038年までに少なくとも3基の新規大型原発を建設し、2035年からは初の小型モジュール原子炉(SMR)を稼動する内容を盛り込んだ第11次電気本案をまとめ、早ければ今月中に国会報告の手続きを経て確定する計画だった。
政府はさらに、直ちに新しい原発敷地選定作業に着手しようとした。
しかし、尹錫悦、政府の国政動力が弱まり、原発建設に否定的な共に民主党が主導する野党が政局の主導権を握ることになり、電気本が国会報告の敷居を越えることができないという観測が出ている。 (中略)
弾劾政局は来年3月が期限であるチェコ原発輸出契約の確定にも影響を与えるという観測もある。
チェコ当局はまだ韓国と契約推進方針に変わりがないという立場だ。
(引用ここまで)
ユン・ソンニョル大統領が弾劾されたことで、これまでやってきた経済政策もすべて覆されそうだとするニュース。
ここでは原発、ガス田開発、半導体支援について書かれていますね。
引用部分では原発のところまでになっていますが、その他の事業もそれぞれ潰されそうです。
特にチェコへの原発輸出までなくなりそうだ、としています。
日本の常識では「そんなことある?」って思えるかもしれませんが。
韓国の場合ではあるのです。
パク・クネ大統領(当時)がUAEとの原発輸出を成功させて、契約した日を「原子力発電の日」とするほどに韓国は盛り上がったのですよ。
ただし、原発の警備は韓国兵が行うとか、建設費は韓国からの借款で行う等のアゴアシつき。
しかも、借款については韓国国内でそんな巨額の融資ができるところがなくて、逆ざやで国外から借りてきて、UAEにまた貸しせざるを得なかったっていう。
UAEでの韓国原発受注、派兵と60年の運転保証と9000億円借款を合わせたバリューセットだった(楽韓Web過去エントリ)
そこまでして「輸出実績」を積もうとしたのですね。
それをすべてひっくり返そうとしたのがムン・ジェイン政権でした。
この騒動で相互にかなりの高位者が訪問を繰り返していました。
UAEの皇太子側近が訪韓したり、韓国側からは大統領秘書室長(かなり高位の閣僚。ムン・ジェインの懐刀)がUAEを訪問するなどしていたのですが。
韓国がUAEに「軍事協力をするには国会での批准が必要」って言い出して、「国会での批准が必要っていうならなんでもやってこい」って言われて有耶無耶になったのでした。
ちなみにUAEに輸出した韓国製原子炉(バラカ発電所)ですが、コアキャッチャーと深層防御防護壁が装備されていないことを欧州の研究者が指摘しています。
このあたりの意味は各自で調べてね♪
こんな感じで過去の政権の実績を「潰せるものなら潰したい」のが韓国の政権交代というものなのです。
実際、イ・ミョンバクが推進した科学ベルト政策(基礎科学研究院)や、拙速だったと評価されているもののあるていどは結果を出した資源外交はムン・ジェイン政権下で潰されています。
同様に韓国人が一瞬だけかなり舞い上がったガス田開発なんかも潰されることでしょう。
原発でベース電源が確保できないってことは、半導体戦略もイチから青写真の描き直しです。
……今回の政権交代は3年っていう短いペースだったので産業界も大変ですね。