韓国、これまで「2回の弾劾」では経済的に問題なかったので国民は弾劾に希望を持っている模様。ただし、現在は「もはや頼れるところはない(韓国銀行)」レベルの不況だったり……
「韓国経済、今度は頼れるところがない」…韓国銀行、衝撃診断(韓国経済新聞・朝鮮語)
尹錫悦、大統領弾劾可決以後、政治的不確実性が長期化するほど金融·外国為替市場と実物経済全般に及ぼす打撃が大きくなるという韓国銀行の診断が出てきた。 04年3月と16年12月の2度の弾劾の時とは違って、今回は通商環境の悪化による輸出不振と内需低迷が重なった複合危機に直面したという説明だ。 (中略)
韓国銀行によると、過去2回の弾劾当時、金融・外国為替市場の変動性を短期的に拡大したが、経済全体に及ぼした影響は大きくなかった。 (中略)
民間消費の不振にも韓国経済が揺れなかった背景には、半導体を中心とした設備投資好況の影響が大きかった。 16年第4四半期と17年第1四半期の設備投資増加率(前期比)はそれぞれ5.6%と6.0%に達した。 当時、パソコン、スマートフォンなどに入るDラム価格が急騰し、半導体市場がスーパーサイクルに進入して好況を享受したためだ。 04年の盧武鉉大統領弾劾の時は、中国特需による輸出好調で、16年に比べても打撃が相対的に少なかった。
韓銀は、今の経済環境が過去の弾劾の時とは違うと強調した。 トランプ2期行政府スタートにともなう通商環境悪化に弾劾政局まで重なりウォン・ドル為替レートは1430ウォン台に急騰した。 韓国経済を支えてきた輸出も増加傾向がはっきりと鈍化している。 今年7月13.5%だった輸出増加率は先月1.4%に急減した。 内需はなかなか回復の兆しを見せていない。 財貨の消費指標である小売販売指数は9月と10日の2ヵ月連続マイナスに止まった。
相対的に良好だった雇用指標は内需と直結した卸・小売業と建設業で雇用不振が続いている。 雇用指標が景気後行指標という点を勘案すれば、内需不振が雇用市場に本格的に影響を及ぼしているという意味だ。 一部では内需浮揚のために韓銀が基準金利を来年初めに追加引き下げしなければならないという声も出ている。
(引用ここまで)
どうも韓国では「すべての元凶であるユンが弾劾された、これで不況ともおさらば!」みたいな雰囲気になっているんですよ。
その原因が過去の弾劾にあるのかもしれない、って記事。
ノ・ムヒョン政権では「放っておいても中国経済の波に乗ればOK!」くらいの状況でした。
パク・クネ政権では半導体(メモリ)が高騰している時期でなんとかなった。
なので、「弾劾=けっこう経済にいい」みたいなイメージが刷りこまれているんですよね。
本来なら船頭がいなくなるので泡を吹くことになるんですが。
……まあ、外需頼りしかしてこなかった国ですから、タイミングさえよければなんとでもなるってことでもあるんですよね。
で、ユン・ソンニョルが弾劾された現在はどうか、というと。
・石油化学関連では中国に推されっぱなしで赤字垂れ流し。
・メモリ価格は微妙に右肩下がり中。
・不動産不況で内需ぐだぐだ。
・雇用も見た目だけは上がっているものの、高齢者中心。
・45歳実質定年制度はそのまま。
プロトイ・ジェミョン政権であるムン・ジェイン政権は、所得主導成長政策を唱えて経済政策の結果としては実に微妙だったのですが。
新型コロナでなんもかもがダメになったのでごまかせてしまうという、天恵がありました。
イ・ジェミョンの経済政策は基本、「大きな政府主義」でなんでも政府が口を出すって方針なんですが。
その方針が「貧乏人に低利息でお金を貸さない銀行は悪」、ですからね。
まあ、日本に累が及ばないくらいにしておいてほしいものですわ。