第二次大戦で敗戦した日本では戦後の一時期、窃盗や強盗が横行した。
当然に犯人は捕まって刑務所送りになるわけだが
「犯人を刑務所に入れれば残された家族の生活がますます困窮する」
「何の罪もない犯人の親や子供を苦しめるだけの刑罰は短くするべきだ」
こういった議論が進歩的といわれる当時の知識人たち提起されて
一時新聞紙面を賑わしたり、世間の話題になったことがある。
物事の本質を捉えず、枝葉の作用に焦点を当てた似非人道論・人権論なのだが本人たちは
まじめに正しい主張だと信じている。
今でも、容疑者なんだから裁判が終わるまで犯人の顔や名前を映すな、とか犯人の家を移すなとかいう
主張をまじめにするものが少なからずいる。
もし無実だったらどうするのだ? 子供が学校でいじめられるじゃないか?というわけだ。
刑務所に入れて身体を拘束するのも犯人のプライバシーを晒すのも、招来の犯罪の抑止とすべての善良な市民が安心して暮らすためということがわからない独りよがりの馬鹿な人間は残念ながらいつの時代も一定数いるものだ。