朝鮮時代の鄭東愈という儒者(実学者)の書いた本『晝永編』によると、朝鮮に無いものとして、『羊と車と針』と記している。李氏朝鮮時代、車輪を作る為の木を曲げて丸く加工する技術は無く、馬車・牛車・人力車、農業用の水車が無かった。
これで作業が効率的に行えるだろうか。針が無いとは、金属加工の技術が著しく低かったことを示している。
針を作るには金属を細く先を尖らせる技術が必要であり、しかも折れてはいけない。そして後部に糸を通せる穴を加工する必要がある。李氏朝鮮時代に車輪や針は中国から手に入れていた。
ものを作る為にはその道具が無いと作ることができない。その道具を作る為には、又してもその道具を作る為の道具が必要だ。
韓国人は、日本統治期が無くても朝鮮半島は近代化できたと言うが、車輪すら作れないのならば産業革命などできるはずがない。どのように蒸気機関を利用した巨大な産業機械を作るのだろうか。
日本の産業革命は1,000年を超えて伝承された職人技術を土台として可能になった。西洋から学んだ生産設備や鉄道などを見様見真似で作り上げてしまったのだ。日本では特に現在でも様々な世界特許を持つ前提の技術として研磨技術や金属加工の技術がある。その理由は日本では刀文化が長く続き、鍛冶屋が金属を加工する伝統技術を長く伝承し発展させてきたからだと言われている。