「反日教育ではどんなことを教えるのか」
植民地化を絶対悪とする考え方は、韓国では戦前の日本を帝国主義的侵略国家として絶対悪視するだけではなく、日本民族それ自体が帝国主義的資質をもっていて韓民族の自立のその尊厳を侵したのだという、反日民族主義として形づくられました。 ですから韓国の場合は、いわば「反日本民族民族主義」というべき性格をもっていることが特徴です。
私の世代は最も強固な反日教育を受けた世代です。 反日教育でどんなことを教えるかといいますと、日本は歴史的に韓国に対していかに悪いことをしてきたか、その悪いことをした根本にあるのは日本人の「侵略的かつ野蛮な民族的資質」である、しかし大部分の日本人はその事を十¥分自覚していない、反省も謝罪もしていない、それどころか悪くなかったと肯定する日本人がたくさんいる、ということを教えます。
そこで日本人自身にそのことを気づかせるために、われわれは日本人が韓国人にどんな悪いことをしてきたのかを常に訴え続け、それがどれだけ悪いことなのかを日本人によくわからせ、心からの反省と謝罪をさせるようにしていかなくてはならない、と教えますので、それが韓国人の義務である、そうでなくては韓国人とはいえない、という気持ちになってきます。
この「日本人がした悪いこと」とは、まず植民地支配そのものであり、これ自体が無法な許しがたい犯罪行為であるということです。 そして植民地時代の歴史の流れについては、その悪意がどのような形ををもって具体的に推し進められたかという教え方をします。また歴史上の重要事項については、それらがどれだけ悪逆非道なことであるかにポイントを置いて教えていきます。 基調としては、日本は韓国人に対してこれだけ倫理的な悪の数々を犯した、ということを教える教育だといっていいと思います。
小学校に入ったときから、一貫してこうした教育が行われますが、これは国家の方針ですから例外はありません。 幼い時期の教育ではとくに、情緒を強く刺激されて「ひどすぎる」「絶対に許せない」という思いで心がいっぱいになります。
もちろんそれは他人事ではないからです。 同じ血を分けた韓国人であり、お父さん、お母さん、お祖母さんたちのことなのですから、自分がやられたのと同じ気持ちになります。 我が身を切り裂かれるような辛くて苦しい気持ちになり、激しい怒りがこみ上げてきます。
私の若いころは、反日教育に反するいっさいの情報が実質的に禁止されていて、日韓の交流が多方面にわたって厳しく制限されていました。 ですから、それだけ反日感情が強固なものとしてあり続けたといえます。いまでは、相変わらずの反日教育の一方では、日本の情報がたくさん入っているところが大きく違います。一人一人の日本人と民族集団としての日本人は別だと考えるようにもなっています。 ただ、いまの子供たちの親の世代や教師の世代が、最も強固な反日教育を受けた世代であることが、子供たちに多大な影響を与えているといえます。
反日教育で教えられる内容は、もちろん学校のなかだけの話しではありません。それは国家の方針であるとともに、韓国人たる者がもつべき常識であり、愛国心とも民族意識とも不可分の知識・教養であり、同時に、それに反する発言や行為をする者は売国奴であるという判断の基準ともなっています。
このてんについて、国内にはいっさい論争がありませんし、国内で異論を唱える知識人もマスコミもいっさいありません。 一部の親日的な政治党派集団がなにかの活動をしているといったことも、まったく聞いたことがありません。そういう意味では挙国一致の体制だといっていいでしょう。
で、植民地支配の何が悪いんだ?
(嘲笑