競泳:水におぼれた「マリンボーイ」朴泰桓
朴泰桓まさに力不足だった。朴泰桓(パク・テファン)が28日にイタリア・ローマで行われた2009年世界水泳選手権の男子自由形200メートルの準決勝で敗退 した。準決勝の記録は1次予¥選のときよりも0.13秒劣っていた。26日には400メートル自由形でも予¥選落ちしており、そのショックからか、200メー トルでは自らの力を予¥選ですべて出し切ってしまったようだ。
200メートル自由形準決勝。朴泰桓は最初の100メートルで52秒台 を切る作戦で臨んだ。実際の記録も52秒22で、それほど悪くはなかった。しかし順位は5位。朴泰桓をマークしていたライバルたちの力が予¥想以上に高かっ たからだ。朴泰桓がゴールしたときのタイムは1分46秒68。昨年の北京五輪2位の記録(1分44秒85)よりも1.83秒遅かった。朴泰桓は準決勝の 1・2組に出場した16人中13位となった。
テレビで大会を見守っていた元韓国代表¥水泳コーチのパン・ジュンヨン氏は、「得意とする400メートル自由形で予¥選落ちしたのだから、本人として は200メートル予¥選で全力を出すしかなかったのだろう」「これまでの練習を見ていないためはっきりしたことは言えないが、取りあえず試合の様子を見た限 りでは明らかに練習不足」と指摘した。
朴泰桓は今回、200メートルと400メートルの2種目で同じような失敗のパターンを繰り返した。スタートの反応は世界でもトップクラスだった。一方でパワーは外国人選手に比べて劣っており、実際に着水した位置もほかの選手に比べて手前だった。
米国で2回のトレーニングを行いながらチェックを繰り返したというターン動作や、水の中を進む潜水も明らかに改善されていなかった。とりわけ潜水 は、体力面でのトレーニングを積み重ねなければ、水中で長い間息を止めてスピードを出すことはできない。朴泰桓は実戦の場でこれまで練習してきた力量を発 揮できなかった。
朴泰桓は先月初めに泰陵選手村に入ったが、体力チェックは行わなかった。所属するSKテレコムのチームと自ら計測した基礎体力記録の資料しかなかった。昨 年の北京五輪直前には、体育科学研究院の支援を受けてトレーニングの強度に見合った体の変化を長期にわたって測定したが、今回はそのようなプロセスはほと んどが省略された。
そのためか、大会に姿を現した朴泰桓の体力は、本人の予¥想にはるかに及ばないほど落ち込んでいた。持久力、スピード、調整技の練習を経て体を作り上げなければならないが、慌てて調整を行ったために疲労がたまり、その疲労も完全に抜け切れていないようだった。
体が重いとキックが不安定になる。朴泰桓のキックは北京五輪8冠王のフェルプスも称賛したほど優れていた。しかしキックに不安があると体を浮かせ ることが難しく、ストロークも不安定になる。昨年の五輪ではキックとストロークの連携がうまくいかず、力は入ってもスピードは出なかった。本人がレースに 自信が持てなかったのだから、最初からスパートする作戦は考えもつかず、最後の50メートルになってスパートをかけた。これも体力的に劣る二人を抜くだけ で終わった。大韓水泳連盟のイ・ドンウン理事は、「体力の裏付けがなければ姿勢を維持することは難しい」と述べた。
朴泰桓は200メートル終了直後、「良い経験をした。さらに成長するきっかけになるだろう。世界的な選手も五輪の翌年には不振に陥るケースが多 い。僕にはまだ時間が残っている。まずは残りの1500メートル自由形で決勝に残れるように努力したい」と述べた。朴泰桓は8月1日に行われる最終種目の 1500メートル自由形予¥選に出場する。
成鎮赫(ソ¥ン・ジンヒョク)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版世界的な選手も五輪の翌年には不振に陥るケースが多い
自分で言うか?(w