[オピニオン]パウエルの忠告
JULY 31, 2009 08:50
(前略)
◆パウエル元長官が最近、全米を人種差別の議論に巻き込んだ、一人のハーバード大学の黒人教授の逮捕事件を巡り、CNNとの対談番組で、「警察に立ち向かった教授のミスだ」と語り、注目を集めた。黒人であるルイス・ゲイツ教授が夜遅く、自宅の玄関口を開けて入ると、泥棒と誤解した隣人の通報を受けて駆けつけた警察によって逮捕されたのである。バラク・オバマ大統領は最初は、警察を批判したが、すぐ警察に謝罪し、昨日、二人の当事者をホワイトハウスに招いて、「仲直りのビール・パーティ」を開いた。
◆この問題が物議をかもしたのは、黒人大統領の誕生にも関わらず、依然米国内での人種対立が存在しているためだ。そのような意味で、パウエル元長官が、黒人に対して忍耐を要求し、黒人の若者らに、「警察から取調べを受けることになったら、とりあえず協力せよ」と忠告したのは、思慮深い姿である。人種であれ、性別であれ、差別を受ける側は被害意識にのみとらわれてはならず、抵抗や対決構¥図は問題の解決に役立たないというメッセージを、パウエルは投げかけている。ニューヨーク・ハーレム街出身の彼が、黒人というハンディキャップにも関わらず、軍の最高司令官として「湾岸戦争の英雄」になれたのは、偶然ではないことを感じることができる。
鄭星姫(チョン・ソ¥ンヒ)論説委員
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2009073101968
何でも、差別意識と被害意識で抵抗と対決構¥図に持ち込むから世界中で嫌われているのに