韓国、戒厳令を出した尹前大統領に無期懲役の判決 韓国のネチズン、量刑に不満続出

韓国メディア『「このヤンキー!」無期懲役の判決の直後に笑顔を見せた尹錫悦』
「このヤンキー!」無期懲役の判決の直後に笑顔を見せた尹錫悦

尹錫悦前大統領が19日、瑞草区ソウル中央地方裁判所で開かれた12・3非常戒厳関連内乱首謀容疑の1審宣告公判に出席している
「これが裁判と言えるのか!」 「ユン、アゲイン!」 「クソが、国民に謝れ!間違っている!」
裁判所が尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領に内乱首謀罪が成立し、無期懲役の判決を下すと法廷の傍聴席から騒がしい叫び声が続いた。
ソウル中央地裁刑事合議25部(部長:ジ・ギウォン)は、19日午後3時に内乱の首謀者として拘束起訴された尹前大統領の判決公判を開いた。2024年12月3日に不法戒厳令が宣言されてから444日後に出た裁判所の初めての判断だ。裁判所は「尹錫悦とキム・ヨンヒョン(=前国防相)に国憲を乱す目的があったことが認められる」とし、「軍を送って国会を封鎖し、主要な政治家を逮捕する方法で国会活動を妨害または麻痺させ、事実上相当期間機能を適切に果たせなくしようとする目的を内心持っていたことは否定できない」と述べた。
これまで尹前大統領側は12・3の違法戒厳令を「メッセージ戒厳」や「平和的戒厳」などと主張してきた。内乱と見ることはできないという立場だった。
(中略)

尹錫悦前大統領が19日、瑞草区ソウル中央地方裁判所で開かれた12・3非常戒厳関連内乱首謀容疑の1審宣告公判に出席している
無期懲役が宣告された直後には傍聴席で「大統領、頑張って下さい!」「これが裁判と言えるのか」「ユン・アゲイン」といった裁判所の判断に抗議するかのような叫び声が続いた。一方、結局謝罪の態度を示さなかった尹前大統領に向け、「ヤンキーめ!国民に謝れ!間違っている!」というような声も上がった。
尹前大統領は裁判所に向かって軽く会釈をした後、弁護団と笑いながら会話する姿を見せた。

19日午後、ソウル駅待合室に設置されたテレビを通じて尹錫悦前大統領の内乱首謀容疑の一審宣告が生中継されている
内乱罪(刑法第87条)は「国家権力を排除したり、国憲を乱す目的」で暴動を起こした場合に成立する。裁判所は戒厳令発令直後に国会や中央選挙管理委員会などに軍隊を投入した点を指摘した。国会の封鎖により国会議員の出入りが制限された点なども根拠として挙げた。「国憲を乱す目的」や「暴動」の要件が認められると判断したのだ。
これに先立ち過去の最高裁の判断も同じだった。最高裁は、全斗煥(チョン・ドゥファン)や盧泰愚(ノ・テウ)の事件において戒厳令の宣言・維持により外圧を感じさせるような強圧的な雰囲気が醸成された場合、暴動が成立すると判示している。