カンジャン・ケジャンって歴史が無いよね


上のBlogは韓国の食品大手Young In BioのBlogに2019年に書かれた記事だ。これは日本語版の記事も用意してあり、それによると現在は普通の日本式醤油にごま油、砂糖、ネギ、ニンニク、生姜、唐辛子などと調味料を混ぜたものに漬けるらしい。そのやり方が普及したのは朝鮮戦争後だと書いてある。それより以前はまず大量の塩に生のカニを6時間ほど漬けて、韓国の伝統的な「カンジャン(朝鮮式醤油)」を沸騰させて注ぐ、1時間漬けた後、カンジャンだけ取り出して再び沸騰させて注ぐ。この行程を何度か繰り返して作る料理らしい。
韓国はこの「ケジャン」の元祖となる料理は1600年代に有ったと主張している。昔は淡水蟹を使ってたので誰でも手に入れられたし、家ごとに「カンジャン(朝鮮式醤油)」は漬けることができたため、ケジャン料理がありふれたものだったとしている。しかし、カンジャン・ケジャンが全国に普及したのは38度線以南の韓国で1990年代だということだ。ということは北朝鮮には無い料理なのかもしれない。朝鮮では蟹以外の料理を「乾式カンジャン(朝鮮式乾醤油)」に漬けた料理は有る可能性があるとしている。
いずれにしろ歴史がいつも同様にすごく曖昧なので疑わしい。北朝鮮に有るか無いかも分からない時点で更に怪しい。
まず生の蟹を塩漬けにするというが朝鮮に塩は殆ど無かったのだ。中国若しくは日本からの輸入品が僅かに有った程度だろう。
日帝時代の総督府の記録によると朝鮮人は生のザリガニを食してたと記録してあるから生食自体はあったのかもしれない。

韓国で塩が安定的に生産されるようになったのは日帝時代の1910年からだ。カンジャン・ケジャンの蟹を漬けるのには大量の塩を使用するという。輸入品で貴重品の塩をそんなものに使うだろうか?更にカンジャンを作る時に大量の塩が必要だ。原料の塩が朝鮮に殆ど無いのに「家ごとに「カンジャン(朝鮮式醤油)」は漬けることができたため、ありふれた」というのは有り得ないだろう。塩が無いのだから家ごとに「カンジャン」が有ったとうのは有り得ない。更に言うと「塩辛」「キムチ」なども大量の塩が必要なので、塩が一般家庭にも出回るようになった日帝時代に発展したと見た方が自然なのである。塩が無かったのだから多くの韓国の食文化は昔から普及してたというのは嘘で、もし存在してたとしても極めて一部の中国と取引出来るような富裕層だけが食べられてたという方が正しいのかもしれない。