トランプ氏、ホルムズ巡り習氏に協力要請せず-対イラン攻撃再開示唆
5/15(金) 21:31
トランプ大統領は15日、イランの核保有リスクを巡り、中国の習近平国家主席とおおむね認識を共有しているとの見解を示した。そのうえで、ホルムズ海峡の再開に向けてイランに圧力をかけるよう習氏に求めることはしなかったと語った。
トランプ氏は北京での首脳会談を終え、ワシントンに戻る大統領専用機内で記者団に対し、「習氏は非常に強い調子で、イランが核兵器を持つことはできないと言った。習氏は海峡の開放を望んでいる」と述べた。
ホルムズ海峡の通航正常化に向け、イランに働きかけるよう習氏に要請することは控えたと説明。一方で、習氏はいずれ行動を起こすとの見方を示した。
トランプ氏は「私は何かを頼んでいるわけではない。頼み事をすれば、こちらも見返りを返さなければならなくなる。われわれにそうした助けは必要ない」と語った。
こうした発言からは、海上輸送の要衝であるホルムズ海峡を巡る対立に打開の兆しは見えなかった。イランによる攻撃の脅威や、米国によるイラン港湾封鎖を受け、船舶の運航は大幅に停滞しており、中国向け原油を運ぶ船舶も影響を受けている。
トランプ氏は「イラン情勢については、習氏とほぼ完全に認識が一致していると思う。違うのは、中国は原油の買い手であり、われわれはそうではないという点だ。われわれには必要ない」と述べた。
また同氏は、イラン停戦への関心が薄れつつあることもうかがわせた。イランへの空爆を米国が再開する可能性について問われると、「おそらく70-75%は終わったが、全てを完了したわけではない。戻って残りを片づけることになるだろう」と語った。
トランプ氏は、戦争終結や核開発計画を巡る合意にイランが速やかに応じなければ、再び攻撃に踏み切ると繰り返し警告している。