米国の5人に1人がアニメファン

2020~25年にわたり、世界15カ国で13~65歳の1万5000人以上の回答者を対象に調査。それによると、米国ではアニメ視聴者数がこの5年間で2倍以上に増加し、現在では22%に達していることが分かった。
視聴者数の増加と相まって、ほとんどのアニメの原作となっている漫画も、北米のコミック出版市場でカテゴリーの首位に躍り出た。一般書市場では、漫画はスーパーヒーローものや他のジャンルを大きく上回る売上を記録しており、コミック専門店でもその傾向が強まっている。
最大の成長を見せたのはインドで、市場浸透率は20年の11%から25年には40%超へと上昇した。この数字は同国の人口規模によって増幅されている。中国はアニメ消費を22%から42%へとほぼ倍増させた。ブラジルも同様に倍増し、現在は34%となっている。
アニメファンの増加はライセンス商品やグッズ市場にも波及効果をもたらしている。アニメファンは自身のアイデンティティーを確立する商品を貪欲に消費するからだ。調査対象となった日本を除く8カ国すべてで、アニメ視聴者の65%以上が過去1年間にアニメ関連の製品やサービスに支出したと回答しており、特に、米国、中国、インドでこの傾向が著しかった。ライセンス商品の売上は、アニメフランチャイズの総額の30~50%を占めることがある。
世界のアニメ市場は25年の約380億ドル(約6兆円)から33年までに770億ドル(約12兆円)を超える規模に成長するとの予測だ。