今日の読売新聞「論点スペシャル」が、アメリカのスタンフォード大学で行われた日中韓と米国、台湾の高校の歴史教科書を比較した調査結果を紹介している。そこでスタンフォード大学の名誉教授が、日本の教科書は戦争を賛美せず、最も抑制的であると語っている。
彼は、3年間に及ぶ調査の結果「日本の教科書は、世界の評価とは全く逆で、最も公正な記述がなされている」と結論した。
以下、簡単に抜粋すると
- 日本の歴史教科書はますます愛国主義的になっていると主張する人々がいるがそうでは無い
- それどころか愛国心をあおることが最も少ない。
- 一方、他の東アジア諸国の大半は、民族の自尊心と国民のアイデンティティーの増進を主張している。
- 韓国の歴史教科書は、民族の自尊心を極めて優先させており、日本の植民地統治に対する朝鮮人の抵抗運動や文学における文化的発展にもっぱら焦点を当てている
- 解放に向けた民族闘争の継続が韓国の教科書の物語の筋で、経済発展に関する日本の貢献には全く触れない。
- 最も愛国主義的に戦争を描写しているのはおそらく中国の教科書である
- 英雄的な軍事作戦の記述に満ちている。最終的に日本を敗北させたのは中国、とりわけ中国共産党であったと示唆している。
- 太平洋での戦争や同盟国の果たした役割はほとんど言及されていない。戦争終結は、日本軍に対する毛沢東の総攻撃要求とソ¥連の対日参戦が決定的要因とされている
- 中国の教科書は又、戦後も米国を新たな敵として反帝国主義闘争が続いたと強調する
- 米国の教科書にも戦勝に酔った様な叙述がある
- 米国が世界的大国へと成熟する上で戦争が決定的な転換点になったと書いている。
- 真珠湾攻撃によって、米国は孤立主義や宥和政策の危険性を悟り、反民主主義陣営との戦いに責任を持って自らの力を使うべきだと結論づけた。
- 第二次世界大戦を良い戦争とたたえている。
- 注目されるのは、台湾の教科書である。
- 日本の悪行を記述してはいるが、同時に台湾の経済発展に寄与したことも抱えており、バランスが取れた記述になっている。
韓国の歴史記述は、物語。
これが、アメリカの大学教授の結論だった。