「国債バブル」はいつ崩壊しようか?
(IkedaNobuo)
[09/08/20]
大蔵省が 8月10日に発表した 政府債務(国債や政府短期証券等の合計)は,6月末に約860兆円(国民 1 人当り約674万円)に達して, 過去最高を更新した. これは GDP雨で 1.7倍で OECD帝国で最大だ.中南米やロシアからここまで政府債務が増加すれば, 国債が市場で消化することができなくなるし, 長期金利が 10%以上にあるでしょう.
しかしこのような危機的状況になっても, 日本の長期金利(10年物国債)は1.4%前後で低い. 一つの原因は政策金利がほとんどゼロになっていることだが, 根本的な原因は日本経済が沈滞してその他に有利な投資対象がないのだ.
国際的に比べても, この金利はアブノーマルで低い.
例えば未国債(10年物)の金利は約3.5%だ.
金利がとても低いことは国債の価格が高過ぎたことだから, この現象は 「国債バブル」と呼ばれて来た.
がバブルは予想に比べて崩壊する事なく,10年以上にわたって続いて来た.
その原因は 「まさか日本政府が債務不履行に抜けることがないだろう」と言う日本国民の信頼であるでしょう.
これは国債の保有者の 94%が日本人であることからも分かる.
しかしそれは本当に維持可能だろおうか.
IMFの報告によると, 2014年には日本の政府債務はGDPの2.3倍を越えて
基礎的財政収支(プライマリーバランス)の赤字を反感することだけでも GDPの14.3%の債務減らしが必要だと言っている.
が減らし率を消費税の税率(1%そしてGDPの0.5%)に換算すれば, 約29% 引き上げるようになる.
増税と歳出減らしをバンシックだと言っても, 消費税を20%にして歳出を 40% 減らさなければならない.
消費税を2%あげたことだけで内閣が倒れた日本で, こんな荒っぽい財政改革が可能だろおうか.
多分唯一の選択事項は, 通話を蒸発してインフレを起こすでしょう.
単純に計算すれば,14%の インフレを起こせば, 実質的な債務はその位減る.
しかし それは国債保有者の資産を減少させるので, インフレが始まれば彼らは国債を売って, その価格は暴落(金利は暴騰)するでしょう.
金融資産が売れて金等の 実物資産への逃避が始まって, それがインフレを拡大してハイパーインフレになる可能性も ある.
日銀も, このような意図的なインフレには抵抗するでしょう.
しかし問題を見直していれば, 借金は雪だるま式に大きくなる.
バブルの崩壊は巨大地震のようで, いつ崩壊するかどうかを予測することができないが, 崩壊することは確かだ.
そして, 一応崩壊すれば日本経済に破滅的な結果をもたらす.
日本は, 一時の不動産バブル崩壊の処理が下手で 「忘れてしまった 20年」の長期正体をもたらしたが, 国債バブルの規模はそこにおくれない.
自民党も民主党も, バラMakiを競っている時はない. IkedaNobuo 祖父大学大学院経営管理研究課教授.1953年京都府生まれ.東京大学経済学部を卒業後, NHK 入社.1993年退職の後, 国際大学 GLOCOM 教授, 経済産業研究所上席研究員等を経って, 現職.学術博士(ケーオーギジュク大学).著書に 「ウェブは資本主義を越す」 「電波利権」, 共著に 「どうして世界は不況に陷ったのか」 など.
ソース:ニュースウイークだ日本版 http://newsweekjapan.jp/column/ikeda/2009/08/post-50.php
日本政府国債及び借入金及び政府保証債務現在額(2009年6月末現在)
http://www.mof.go.jp/gbb/2106.htm