最近、韓国の女性アイドルであるT-araの日本でデビューが発表され、
少女時代の日本の音楽界への進出も噂されているが、
彼女らが日本で成功する可能性は、ほとんどないと言って良い。
理由は簡単である。平均年齢が高いからだ。
T-araの6人のメンバーの内、5人が1980年代後半生まれで、
少女時代は、メンバー全員が1989年から1991年生まれである。
男性アイドルならば問題は無いが、
女性アイドルとしては、致命的な欠陥である。
では、なぜ平均年齢が高いと問題なのか。
第一に、「育成」という要素が持てないということだ。
これは、ジャニーズなどの男性アイドルでもそうだが、
アイドルファンは、年齢も実力も未熟な内からアイドルを応援して、
自分の応援で、アイドルを成長させる事を楽しみにしている。
そして、自分が育てたアイドルの固定ファンになっていくのだが、
平均年齢が高いと、この要素でのファンを獲得する事が出来ない。
男性アイドルならば、20歳前後でも、その要素を持たせる事は出来るが、
女性アイドルの場合は、20歳を超えると
大人の女性として一線を画されてしまうため、
こうしたものを期待するファンがつかないのである。
問題はまだある。アイドルが成功するには、
中学生や高校生のファンを獲得する事が重要である。
日本の場合、中高生の共感を得なければ、アイドルに成功の道は無い。
最近、日本のアイドルであるAKB48の人気が急上昇し、
最新のシングル曲では、女性アーティストとしては、
Utada Hikaruが記録して以来、7年ぶりに
初動売り上げ30万枚突破という偉業を達成しているが、
この急成長は、中高生のファンの獲得に成功したからである。
だが、中高生と同世代のメンバーがいないのは、
アイドルグループにとっては致命的である。
最後にインパクトの薄さである。
少女時代やT-araは、韓国では、実力派のアイドルとして定評があるようだが、
日本でデビューしても、年齢がある程度達していれば、
実力が相応に身についているのは当然のものと受け取られるため、
どんなに実力があっても、
それだけではインパクトが与えられないと言う事だ。
「若いのに、年齢以上の実力がある」というならばインパクトはあるが、
少女時代やT-araは、正直、日本の芸能界の基準で言えば若くない。
これは、アイドルに限ったことではなく、女優やモデルでもそうだが、
10代前半、あるいは、
子役から芸能界にデビューして活躍するのが当たり前で、
20代でのデビューは、遅すぎである。
つまり、「実力」以外の武器を持たなければならないのだが、
少女時代やT-araには、それが見当たらない。
実力があるアーティストなんていうのは、
プロじゃなくても、インディーズにもたくさんいる。
そこにプラスアルファの売りがなければ、
韓国のアイドルは絶対に成功しない。
最近、韓国の東方神起が日本である程度成功しているが、
韓国では、ほとんど報道されていないだろうが、
彼らは、日本では、コメディなどもやって
日本人から馬鹿にされるようなパフォーマンスもして、
親近感を得て、成功していったのである。
そうした苦労は、韓国ではあまり報道されないだろう。
韓国では、そうしたことが報じられれば、マイナスイメージになるからだ。
平均年齢が高いから成功しないとは、そういう意味である。
そして、だからこそ、少女時代やT-araは、日本では絶対に成功しない。
世界で活躍するAKB48