調査捕鯨妨害の疑い 追送検へ
4月1日 6時21分
南極海で日本の調査捕鯨団の船に無断で乗り込んだとして反捕鯨団体「シー・シェパード」のメンバーが逮捕された事件で、このメンバーが捕鯨船団に薬品入りの瓶を投げ込んで乗組員にけがをさせたり、発煙弾を発射したりして、調査捕鯨を妨害した疑いが強まり、海上保安庁は傷害や威力業務妨害などの疑いで追送検する方針です。
シー・シェパードの抗議船「アディ・ギル」号の元船長、ピーター・ベスーン容疑者(44)は、ことし2月、南極海で日本の調査捕鯨団の船に無断で乗り込んだとして逮捕されました。海上保安庁は、一連の妨害行為についても捜査を進めていましたが、ベスーン元船長がこれより前の2月中旬、船団に対し薬品入りの瓶を投げ入れ、乗組員にあたったことが、乗組員が撮影した映像の分析や目撃証言によって裏付けられたということです。鑑定の結果、この薬品は肌に触れるとけがをするおそれがある強い酸性で、乗組員は少なくとも全治1週間のけがと診断されたということです。さらにベスーン元船長はアディ・ギル号やゴムボートから船団に対し、発煙弾を発射したり、スクリューに絡ませるためロープを流したりする妨害行為を行った疑いも強まったということです。このため海上保安庁は、ベスーン元船長を傷害や威力業務妨害などの疑いで追送検する方針です。