奈良県奈良市あやめ池北2丁目の土地区画整理事業区域でここ数日、地中から100kg爆弾や高射砲などが見つかっている。重機で掘削作業をしていた男性作業員(60)が5日、深さ約2mの地中からさびた砲弾のようなものを見つけたのが最初の発見だった。警察から連絡を受けた陸上自衛隊中部方面後方支援隊(京都府京都市西京区)などによって一連の兵器は撤去が進められているが、いずれも雷管や火薬が充填されていないため爆発の危険性はないという。陸上自衛隊では、これらを金属ごみとしてまとめて処分する方針。
警察や陸上自衛隊によると、これまでに見つかっているのは旧日本陸軍の88式75mm野戦高射砲(高さ約1.7m、砲身約2.0m、台座の直径約0.6m)1基、旧日本海軍の砲弾(長さ約30cm、直径約10cm)3発、小銃の銃身(長さ約1m)1丁、銃弾85発、100kg爆弾(長さ約1.3m)、機雷など。
現場は2004年に閉鎖した「あやめ池遊園地」の跡地。関係者らによると、戦前や戦時中に旧日本軍関連の施設があった記録は残されていないという。一方、同遊園地を運営していた近畿日本鉄道の社史によると、戦時中に同遊園地には「近代兵器科学館があった」ということで、見つかった兵器はその展示物の可能性が高いという。
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