K731 533mm長魚雷「白鮫」
▼K731長魚雷「白鮫」直径 533mm 全長 6.4m 重量 弾頭重量 雷速 55kt 航走距離 最大深度 誘導方式 パッシブ/アクティブ(有線) 機関 ポンプ・ジェット推進/リチウム電池
ADD(Agency for Defense Development:国防科学研究所)が韓国LG精密社と開発した潜水艦搭載用の長魚雷。ペクサンオは白鮫(White Shark)の意である。1995年から具体的な開発が始まり(国産魚雷の研究は1970年代から行われていた)、300億ウォンの予算が投じられた。韓国にとって魚雷の国内開発は初めてであり試験用施設なども無く、機関のテスト中発火して実験室を全焼したり、対馬近海で航走試験中にK731が日本領海へ入り込む、漁船を追い回すと様々なトラブルが発生して計画は難航したが、SUT魚雷など各国の魚雷を参考にK731の開発を進めた。
1997年にはチャン・ボゴ級潜水艦の戦闘システム(ISUS-83)と連接出来るように具体的なシステム開発が行われ、独HDW社とアトラス社の協力を受けた。特にアトラス社は魚雷と潜水艦用戦闘システムの技術的ノウハウに優れた企業で、K731の開発は同社の技術支援による部分が大きかったようだ。電池の開発にはフランスのSAFT社から技術提供を受けた。IMU(Inertial Measurement Unit:慣性姿勢計測装置)は米リトンガイダンス社のLN200を使用している。弾頭の火薬は国内開発されたDXC-04と呼ばれるもので、PBX(Plastic Bonded Explosive)系の複合火薬を使用している。航走体はアルミニウム合金とFRP製で韓国豊山社が開発した。2003年5月にチャン・ボゴ級潜水艦のSS-068「李純信」から行われたK731の最終実弾テストは目標の高速輸送艦APD-882「慶南」を撃沈する事無く失敗し(信管が敏感すぎて目標の遙か手前で爆発した)、2004年3月のテストにも失敗したが同年5月に再度テストが行われ無事成功した。K731は2010年頃に実戦配備される予定。