<北教組不正献金>
木村被告、起訴内容認める 禁固6月求刑
5月18日19時44分配信 毎日新聞
北海道教職員組合(北教組)の不正献金事件で、政治資金規正法違反(企業・団体献金の禁止)の罪に問われた民主党の小林千代美衆院議員(北海道5区)陣営の会計責任者、木村美智留被告(46)は18日、札幌地裁(辻川靖夫裁判長)の初公判で起訴内容を全面的に認めた。検察側は論告で「違法性を認識しながら北教組側に寄付を求めた悪質な行為」と禁固6月を求刑。弁護側は執行猶予付き判決を求めて即日結審した。判決は6月9日。木村被告は自治労道本部財政局長で、現在起訴休職中。起訴状によると、北教組委員長(09年6月死亡)から08年12月~09年5月に400万円ずつ3回の計1200万円、09年7月に北教組委員長代理の長田秀樹被告から400万円を受け取り、党5区支部ではなく自分名義の銀行口座に入れたとされる。
検察側は冒頭陳述で、違法献金は小林事務所の資金繰りに窮した木村被告から持ちかけたと指摘。被告人質問で木村被告は「民主党からの交付金で賄えると考えていたが、08年11月に年内解散の見込みがなくなる一方で当時の選対委員長が事務所の継続を決めたため、活動資金提供を依頼した」と説明した。「収支報告書に計上できない性質のお金だと認識していた」と違法性を理解していたことも認めた。
小林氏に資金繰りの相談をしたかどうかは「05年衆院選の落選以降、(小林氏は)生活にも窮する状態だったので、相談や資金要請は考えてもみなかった」と述べた。
木村被告に資金提供したとされる長田被告と団体としての北教組の初公判は19日に開かれ、いずれも違法献金を認める方針。【久野華代】