別の係員は、「もう一つの日本産業館がD区域にあり、そちらのほうが早く入れます!」とも叫んでいる。そこで、渡し船に乗って川向こうにあるD区域の日本産業館に行ってみたが、こちらも長蛇の列。隣の韓国産業館にまで人が溢れ、「最低で3時間半待ちです!」と係員が叫んでいた。
ちなみに韓国産業館の係員は、「こちらは待たずに入れます!」と呼び込みをしていた。
昼になると、「日本館は5時間から7時間待ちます」という場内放送が流れた。それでも人々は日本館に押し寄せる。午後にはとうとう、行列を打ち止めにしてしまった。
上海万博では、なぜ日本館だけが、これほど突出した人気を博しているのだろうか? 私は長蛇の列の中から無作為に、10人くらいの老若男女に聞いてみた。すると全員が、「日本の世界最先端の技術を見てみたい」という主旨の答えをしたのだった。