鄭大世の涙、韓国で人気沸騰 「人民のルーニー」 W杯
6月17日8時11分配信 産経新聞
【ソウル=水沼啓子】サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で、王国ブラジルを相手に奮戦した北朝鮮チーム。そのエース・ストライカー、川崎フロンターレのFW鄭大世選手が、韓国で「人民のルーニー」と呼ばれ、人気急上昇中だ。
韓国の聯合ニュースは、ブラジル-北朝鮮戦の競技後、鄭大世を詳しく紹介しながら、「競技と涙でサッカーファンに大きな感動を与えた」と好意的に報道した。
競技後の記者会見の様子についても、「鄭大世は日本語と韓国語、英語だけでなくポルトガル語まで流ちょうに駆使しながら、各国の記者を相手にした」と伝えた。
鄭大世は身長が180センチを超え、がっしりとした体格。突破力と迷いのないシュートで相手を威嚇するイングランドのルーニー選手と似ていることから、「人民のルーニー」と呼ばれだしている。
鄭大世がブラジル戦を前に北朝鮮の国歌を聴いて号泣した姿については、韓国のネット上に「涙に胸が熱くなった」「韓国チームの選手として競技をしてほしい」といった声が寄せられた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100617-00000519-san-socc
韓国籍の鄭大世が北朝鮮代表に入って、北朝鮮の国歌で涙を流すと韓国で人気が出る?
どうして? 裏切り者じゃないのか?
<記事追加
記事入力 : 2010/06/17 08:42:04
【萬物相】鄭大世の涙
(略)
在日韓国人3世の鄭大世は、韓国国籍を持ったまま北朝鮮代表選手として活躍している。鄭大世の父は韓国籍を、母は南も北も選択しない「朝鮮籍」を持っている。愛知県名古屋市で水道配管業をしている父は、2男1女を日本の学校に通わせようと思っていた。ところが、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)系の愛知朝鮮初級学校(日本の小学校に相当)で教師をしている母が、朝鮮学校に入学させるべきだと押し切った。鄭大世は東京にある朝鮮大学校まで16年間、朝鮮総連系の学校に通い、サッカーを続けた。
鄭大世は高3のとき、北朝鮮に修学旅行に行った際につい、「必ず祖国代表になって、平壌に戻ってきます」と宣言したという。そうして、朝鮮大サッカー部でプレーしていた鄭大世に、「2004年のアジアカップ予選に北朝鮮代表として出場しては」とオファーが来た。鄭大世は父から引き継いだ韓国国籍を北朝鮮籍に変えようとしたが、北朝鮮を国として認めていない国籍法に阻まれた。07年に北朝鮮のパスポートを取得、国際サッカー連盟の有権解釈(権限のある機関によって行われる法の解釈)を取り付けた末、ついに宿願をかなえた。
http://www.chosunonline.com/news/20100617000016
鄭大世の熱い涙、世界のサッカーファンに強烈な印象
JUNE 17, 2010 08:25
(略)
鄭大世が注目されるもう一つの理由は、韓国の現代史をそのまま見せている彼の履歴のためだ。在日韓国人3世として日本で生まれた彼は、韓国人の父親の国籍を受け継ぎ、韓国国籍である。彼の母親は北朝鮮国籍だが、姉と兄はみんな韓国国籍である。彼の兄のチョン・イセは、韓国の実業チーム忠州(チュンジュ)ハムメルのGKとしてプレーしている。
しかし、彼は子どもの時から、朝鮮総連系の学校に通いながら自然に「私の祖国は北朝鮮」という考えを持つようになった。彼はサッカーを始めてから北朝鮮代表の夢を育ててきたが、自分の国籍のために不可能であることを知った。韓国は二重国籍を認めないため、北朝鮮代表としてプレーするには韓国国籍を諦めればよいのだが、韓国政府が北朝鮮を正式の国家として認めていないため、放棄申請も不可能だった。彼は、FIFAに自分の出生背景や韓国と北朝鮮の歴史的な背景を説明した自筆の請願書を送り、FIFAはこれを受け入れた。結局、彼は07年7月、北朝鮮代表になった。
http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2010061720278&path_dir=20100617