ソニー:役員報酬開示 会長は年俸8億円…10年3月期
ソニーのハワード・ストリンガー会長兼社長=東京都港区で2009年12月3日、三浦博之撮影
ソニーは18日、東京都港区のホテルで開いた株主総会で、ハワード・ストリンガー会長兼社長ら3役員の10年3月期のストックオプション(自社株購入権)を含む個別の総報酬額を開示した。ストリンガー会長兼社長は約8億1650万円、中鉢良治副会長は約2億1500万円、大根田伸行副社長は5000万円の退職金を含めて約1億6400万円。他にも1億円以上の役員がいるが、有価証券報告書で28日に開示するとした。
株主の質問に答えた。役員報酬の算定方法についてソニーは「国内外の経営者の報酬に関する調査に基づいて算定している」と説明。トップらの報酬の水準については「韓国サムスンや米アップルをはじめ、中国、韓国、台湾勢と優秀な人材を確保する競争が続いているため」と理解を求めた。株主から高額報酬を批判する意見は出なかった。
上場企業は10年3月期の有価証券報告書から、年間1億円以上の高額報酬を受け取った役員の名前と報酬額を記載することが義務付けられる。しかし、報告書の提出は総会後のため、大手企業で総会開催時期の早いソニーの対応に注目が集まっていた。ソニーの開示を受け、総会で個別報酬を明らかにする動きが広がる可能性もある。【弘田恭子】
http://mainichi.jp/select/biz/news/20100618k0000e020063000c.html