数年前、妻と その兄弟達が相続した韓国の土地を、
どうしても売って欲しいという人が現れた。
商売の都合で、駐車場確保のため必要だった様だ。
妻と兄弟達は、売る気は無かったのだが、
土地バブルの韓国でも破格の値段を提示してきた。
妻と兄弟達は売ることにした。
韓国に住む長女と連絡を取り、韓国へ旅立った。
妻と兄弟達は、韓国の役所で印鑑証明を受け取り銀行へ向かった。
そこで、売買の手続きを始めた所、
印鑑証明が書き換えられている事が発覚した。
妻と兄弟達は、長女を見た。 長女は、知らないといった。
新たに印鑑証明を登録し、売買手続は終了した。
お金を分けた後、長女は言った。
「もう一ヶ所の土地は、私の名義にしたからね」
皆、判っていた事だが、言葉が無かった。