高給顧みず九*に移住、日本人が民宿経営
台湾北部の景勝地である台北県瑞芳鎮九*は、1989年のベネチア国際映画祭でグランプリを獲得した台湾映画『悲情城市』の舞台になった場所として知られている。かつては金鉱があり、山肌の坂を利用したひなびた町並みが特徴。
かつて日本のレストランチェーンで幹部を務めた高野誠さんは九*に惚れ込み、9歳年上で九*出身の妻と三年前にここに移り住んで日本料理店を始めた。高野さんは一年余り前に実家の家屋を民宿に改造、無料ガイドまで務めている。
高野さんの妻はかつて台北の一流ホテルで勤務、30年前に日本の中華料理店に招かれて日本に渡った。そしてその料理店でアルバイトしていた、当時はまだ大学生だった高野さんと知り合い、23年前に結婚、その後は毎年、二、三度、九*に里帰りする生活を続けた。高野さんは妻のふるさとの、一日のうちに晴れ、雨、霧と変わりやすい天気に魅了され、また、7年前に弟が38歳の若さで過労死したこともきっかけとなり、生活のリズムをゆっくりさせようと日本での仕事を辞めて台湾にやってくることに決めたという。
高野さんは、20年余り前に初めて来たころ、古い町並みでは魚や肉、野菜が売られていたが、今は全部土産品だと嘆き、観光客は観光スポット化している古い通り以外の美しい風景も楽しんでほしいと話している。
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九*=九份