昭和新山(shouwa sinzan)
北海道の南西部にある火山。
昭和新山は、その名の通り昭和に新しく出来た火山。
1943年12月から1945年9月までの2年間に17回の活発な火山活動を見せた溶岩ドームである。
当時は太平洋戦争中であったこともあり、世間の動揺を抑えるために噴火の事実は伏せられ、公的な観測すら行うことができなかった。地元の郵便局長、三松正夫は、その成長の詳細な観察記録を作製した。これは後年、ミマツダイヤグラムと名付けられ、貴重な資料となった。
また、三松は世界的にも貴重な火山の徹底的な保護と、家と農場を失った住民の生活の支援のために、民家から山になってしまった土地の買い取りを行った。このため昭和新山は三松家の私有地であり、ニュージーランドのホワイト島等と同じく、世界でも珍しい私有地内にある火山である。1957年には特別天然記念物に指定された。

昭和新山の周りは支笏洞爺国立公園は支笏湖、洞爺湖の二大カルデラ湖に、羊蹄山、有珠山、昭和新山、樽前山など様々な形式の火山や火山地形を見ることができる。
また多種多様な温泉や硫気の吹き出す地獄現象などの火山活動が見られ、まさに生きた火山の博物館といえる公園。火山活動の恩恵として、定山渓、洞爺湖、登別に北海道を代表する温泉観光地が賑わいを見せ、湖と森と火山の織りなす景観美が人の心を和ませてくれる。
実は最近も噴火している。