日本神話を簡単に説明しましょう。
そして最後に本論を述べます。
------------- 日本神話(古事記)の一部概説 -------------------------
天地が分かれた頃に、天上界に7人の(性別不詳の)神が生まれた。
その後5組の男女の神が生まれた。
最後の1組がイザナギ(男)、イザナミ(女)といいます。
【国産み】
イザナギがいいます。「俺には何か出ている」
イザナミがいいます。「私には凹みがあるわ」
イザナミ「あなたの出っ張っているところで私の凹みを埋めたら国ができるわ」
そうして天上界から島が8個できました。
淡路島、四国、隠岐島、九州、壱岐、対馬、佐渡島、本州
そして、さらに6島を作りました。
児島半島、小豆島、周防大島、姫島、五島列島、男女島
【神産み】
イザナギとイザナミは国を作ったあとでさまざまな神々を産みました。
そして、火の神を産んだときにイザナミの女陰が大やけどをしてしまいました。
イザナミはその最中でも神々を産み、とうとう死んでしまいました。
イザナギは愛する妻を亡くして、ないたり怒ったりしましたが、そうする度に神々が産まれます。
イザナギは愛する妻を捜しに天上界から地下の世界(黄泉の国)に行きました。
すると、イザナミは蛆にまみれた醜い身体になっていました。
イザナミ「私の醜い姿を見たからには許さない」
そういって、恐ろしい神々を生みながらイザナギを追います。
イザマギも逃げながらたくさんの神々を生みます。
そうしてやっと黄泉の国から逃げとおせたイザナギは川で身をきれいにします。
そのときにもさまざまな神をうみますが、右目と左目、鼻を洗ったときに生まれた3人の神を特に三貴子と呼びます。
アマテラス(太陽の神)、ツクヨミ(夜の神)、スサノウ(海の神)です。
イザナギはこの長女アマテラスに天上界を任せます。
アマテラスとは有名な天照大神のことです。
【高天原】
スサノウは暴れん坊で泣き虫で天上界を荒らします。
そこでアマテラスはスサノウを天上界から追放。
追放されたスサノウは誤解を解こうと天上界に上ろうとして兄弟喧嘩をします。
その喧嘩の際にさまざまな神が産まれますが、後にそれぞれの神は日本のさまざまな国の持ち主となります。
※日本以外では普通は国王と呼ぶでしょう。
【国譲り】
乱暴者のスサノウは日本各地を歩き地方の神(地方の国王)を作りました。
その一番大きな勢力が出雲の大国主。
日本中の神々を10月には出雲に集めてしまうといわれるほど力を持っていた神です。
アマテラスは何人も神を送って出雲を平定しようとしますが、送った神は大国主の味方になってしまいます。
やっとのことで、大国主と約束ができました。
「天に届くような高い神社を作ってくれれば、地上の神は従うようにしましょう」
そして約束通り大きな高い神社(出雲大社)を作って、地上(日本全土)は平定されました。
-----------------------------(神話終わり)--------------------------------
さて、ここで本論です。
国産みで作った「隠岐島、九州、壱岐、対馬、五島列島、男女島」が朝鮮半島と対峙しますね。
たくさんの島をイザナギ・イザナミは作りましたが、半島と対峙する島が多すぎます。
これは神話では触れていない朝鮮半島南部との関係を暗示していますね。
話は変わりますが、実はイザナギ・イザナミの国作りの神話には流産した2つの島があるのです。
「蛭子の島」と「沫の島」。
神話ではこの2つの島は不具の子として葦の船で流してしまいました。
で、この2つの島を加羅と耽羅と考えてみましょう。
加羅と耽羅にも建国神話(伝説)がありますが、共に倭人が作った国ということが残されてますね。
古事記が完成した頃は、天上の神の支配下からこの2地区は完全に外れたために「不具の子」として扱ったのではないでしょうか。