【マニラ矢野純一】フィリピンの首都マニラ市で先月23日に起きたバスジャック事件の対応を巡り、フィリピン政府と中国・香港政府の関係がぎくしゃくしている。
香港側は、死亡した香港人観光客8人に対するフィリピン側慰問団(団長・ビナイ副大統領)の入国を拒否し、フィリピンへの渡航情報を最も危険なレベルにしたままで、こうした状況は当分続きそうだ。
香港側は、フィリピン警察の救出作戦での不手際だけでなく、事件後の対応にも怒りを募らせている。射殺されたフィリピン人犯人の葬儀で、そのひつぎにフィリピン国旗がかぶせられた映像が地元テレビで放映され、在比中国大使館は「(犯人に敬意を払うような)不愉快な行為に強い憤りを表明する」と抗議声明を出した。
フィリピン紙には、事件の舞台となったバスを背景に、笑顔で記念撮影をする警官の写真が掲載され、インターネットでも流れた。また、香港に搬送された犠牲者のひつぎのうち、3人の名前が入れ違っており、香港人の怒りに拍車をかけた。
さらにフィリピン警察と事件の共同捜査をしていた香港の当局者が帰国に際し、マニラの空港で一時拘束される騒ぎも起きた。犯行に使用された自動小銃の薬きょうを香港で鑑定するため携行していたのだが、事情が空港当局に伝わっていなかった。先月29日には香港で数万人の抗議デモが起きている。
事件の影響で、香港発マニラ行きのフライトで香港人客の予約取り消しが相次いでいる。
比観光省の予測では、香港からの観光客数は09年の約30万人から今年は約10万人減少し、7000万ドル(約60億円)の損失が出るとみられる。
香港側の反応に対し、フィリピンの国会議員の中には「フィリピン政府の対応に問題はあるが、大規模なデモを許可するなど、中国・香港側の反応はあまりにも過剰だ」との声も出ている。
フィリピン大統領府は、中国メディアなどが再三、比側に謝罪要求していることについて「大統領は既に謝罪しており、何度も謝罪することはない」とコメントし、不快感を示している。
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フィリピン観光部長:香港のほうが損失が大きい
2010-09-06 13:38:00
フィリピン観光部部長は地元メディアへの会見には、バス人質事件が起こった以来、香港旅行を予定するフィリピン人の人数はフィリピン旅行する香港人より多いと発言しました。でも、彼は確実の数字を提供していなかったことと明らかにした。観光部部長によれば、香港および中国からの観光客経済収益は、フィリピン観光産業の9-10%しかないと比べれば、フィリピン観光客の減少は香港観光業界に与えるダメージのほうが大きいという。フィリピンメディアによれば、観光バスのハイジャック事件が起こった以来、マニアと香港を往復するフィリピン観光客(家政婦?)はこの前の日当たり300人から80人に現象した。
一方、先月香港へのフィリピン観光客は775人減少して人当たりの消費額は4500香港ドルくらいからすれば330万香港ドルを見込んでいるけど、観光客数の1-2%しか占めてないから業界への影響は少ないと香港観光発展局が発表した。
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フィリピンGMAテレビ局によると、人質事件はフィリピン観光業は大きな影響されている。セブ島のリゾートホテル宿泊代は5割値下がったという。
人質事件後、フィリピンへの中国、台湾および香港観光客数は激減、1000余のフィリピン団体観光ツアーはキャンゼルされると地元官僚が言った。