中国 日本への要人訪問を延期
9月14日 4時39分
沖縄県の尖閣諸島の日本の領海内で起きた中国の漁船と海上保安部の巡視船との
衝突事件を受け、中国政府が、15日から予定されていた要人の日本訪問を延期すると
一方的に通告してきたことが明らかになり、中国側は、しだいに対応をエスカレートさせて
います。
日中の外交筋によりますと、中国側が延期を通告してきたのは、中国の議会
「全国人民代表大会」の副議長に当たる李建国副委員長の日本訪問です。
李副委員長は、日中の議会交流の一環として、15日から5日間の日程で日本を訪れ、
東京で衆参両院の議長と会談したり、和歌山県や京都府を訪れたりする予定でした。
ところが13日になって、東京の中国大使館から日本側に「諸般の事情を考慮して、
日本訪問を延期したい」と連絡してきたということです。日中の議会交流は、2005年から
交互に相手国を訪問する形で毎年行われていますが、中国側から一方的に延期されるの
は、初めてです。
中国側は、具体的な理由は明らかにしていませんが、外交筋は、沖縄県の尖閣諸島の
日本の領海内で中国の漁船と海上保安部の巡視船が衝突し、漁船の中国人船長が
逮捕された事件で日本側に抗議の意思を示すためだとみています。今回の事件をめぐって
中国政府は、北京駐在の丹羽大使を5度にわたって呼んで抗議したり、東シナ海のガス田
開発をめぐる条約締結交渉を延期すると一方的に通知したりしており、今回の議会交流の
延期は、中国側がしだいに対応をエスカレートさせていることを示しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100914/k10013968681000.html
被害者は日本だが